2007-01-01から1年間の記事一覧

熊井啓、死去

熊井啓が亡くなった。享年76歳。5月18日に倒れて、病院に搬送。一時は意識も回復し、元気だったらしいが、23日に容態が急変。そのまま亡くなったらしい。遺作は2002年の「海は見ていた」。奥田瑛二によると新作の準備を進めていたらしく、企画もできていた。…

神童

★神童 5/6 みなみ会館 ★★★★ →出ているキャストが素晴らしいので、出来栄えに若干の物足りなさは感じるがよくできた作品である。 監督は「帰郷」で自分の世界をつかんだ萩生田宏治。何気ない日常を丁寧に描き出すことで、観客にキャストへの等身大の思い入…

バベル

●バベル 5/5 TOHOシネマズ高槻スクリーン3 ★★★★ →思った以上によい映画であった。 姉ちゃんの裸でオナニーする色ガキが兄貴にオナニーを中断された腹いせから、銃を一発ぶっ放す。その弾が旅行中のアメリカ人観光客に当たり、大事件に発生する。BSのニュ…

スパイダーマン3

●スパイダーマン3 5/5 TOHOシネマズ高槻スクリーン2 ★★★ →監督がサム・ライミなんで娯楽作品の水準は満たしているし、映画館に足を運んだ観客を充分に満足させる作品に仕上がっているが、前作から3年も待たされた身としてはやや不満が残る作品であった…

仕事なんかもうヤだ

たまには新作の感想も書いてみました。引越しはあさってです。 なるべく早く復帰できるよう、がんばります。星による評価はあくまでも目安。5つ星で評価しとります。大体が星4つから2つまでの範囲です ★★★★★・・・映画ファンならば必ず見るべし ★★★★・・…

またもや、しばしのお別れ

家の新築のため、しばらく高槻に引越しすることになりました。私は未だ部屋住みの身分で両親と同居中で、これを機に家を出るのも手だったんですが、踏ん切りがつかず、とりあえずは両親と一緒に高槻に移ることになりました。28年間住み慣れた家は取り壊し…

北村和夫、死去

北村和夫が亡くなった。享年80歳。昨年に盟友今村昌平が亡くなり、その後を追うように亡くなった。文学座の訃報によると4月20日に脳梗塞で入院し、肺炎をこじらして亡くなったらしい。風邪は怖い。思えば、今村昌平が亡くなった際に葬儀委員長を務めたのが北…

動乱の5月 たとえ、往路に倒れようと!かまわないぞ。。ふん

季節の変わり目は体調を崩す人が多いせいか、訃報が続きますな。。訃報ばっかりやな、と思われるかもしれませんが好きでやってるんじゃありませぬ。今週中に時間作って「神童」と「バベル」「クイーン」の感想は挙げます。

横山ノック、死去

横山ノックが亡くなった。享年75歳。最後までテレビへの復帰を夢見たが適わず、無念の死であった。例の事件がなければ、こんなに寂しい老後はなかっただろう。今の知事を見ておればわかるが、大阪府知事なんて共産党がならなければ誰がやっても同じなんで…

今月中旬に引越しすることになりましたので、今月は更新が少なくなると思います。。。いつものことですが。

グッドナイト&グッドラック

●グッドナイト&グッドラック 5/14 TOHOシネマズ高槻スクリーン7 ★★ →ジョージ・クルーニー監督作品でアカデミー賞にもノミネートされてたんで、期待していたんだが、あんまり面白くなかった。テーマは好きなんだが、予備知識がないと楽しめないだろう…

シムソンズ

★シムソンズ 5/3 みなみ会館 ★★★★ →思わぬロングランとなった作品であった。製作が決まったのは昨年の秋だったらしいが、カーリングの知名度はまだまだたいしたことなかった。長野五輪から日本代表は出ているし、知っている人は知っていただろうが、私も…

庶民の王者と日本国首相、どちらがえらいの?

星による評価はあくまでも目安。5つ星で評価しとります。大体が星4つから2つまでの範囲です ★★★★★・・・映画ファンならば必ず見るべし ★★★★・・・・ぜひ見ておきたい作品 ★★★・・・・・映画館で見ても損はなし。ここまでは標準 ★★・・・・・・時間がない…

歌舞伎鑑賞教室に行く

日曜日。南座の歌舞伎鑑賞教室に行く。前から興味はあったんだが、行くのは今年がはじめて。席は自由席で桟敷の特別席に座ることもできるとあって、長蛇の列で開場時間につくも席は二階席の後方。いつも利用している会社の福利制度でゲットしている席と変わ…

忙しい下寺町の坊主持ち

先週は職場で異動があり、バタバタした一週間であった。4月にも異動があって、係長と係員が一人昇任で変わったばかりだが、今度もベテランの係員が2人も異動してしまった。二人ともとても仲よかったのに、残念である。うち1人は映画好きで「チェブラーシカは…

Vフォー・ヴェンデッタ

●Vフォー・ヴェンデッタ 4/23 MOVIX京都シアター3 ★ →ナタリー・ポートマンが坊主になっただけの映画。独裁国家の設定は悪くないし、Vの存在もまあ面白いが、劇中に出てくる独裁者をおちょくりまくるテレビ番組が破滅的にくだらん。ここで萎えた…

ヒストリー・オブ・バイオレンス

●ヒストリー・オブ・バイオレンス 4/15 MOVIX京都シアター1 ★★★★★ →なんだか東映の実録ヤクザ映画を見ている気分になった。上映時間も1時間37分。その上映時間も如何にもプログラムピクチャー的である。その短い時間、次の展開に息を呑み続けた…

エミリー・ローズ

●エミリー・ローズ 4/15 MOVIX京都シアター1 ★★★★★ →ホラーは苦手なので、当初はスルーの予定だったが、ローラ・リニーと「フルモンティ」で見栄っ張りな上司を演じたトム・ウィルキンソンが出ているので見た。傑作であった。テイストは確かにホラ…

職場での株価がすごい勢いで下落中

最近のマイブームはクレイジー・キャッツ。植木等が亡くなった途端にCD買う自分の根性は厭ですが、これが思った以上によい。よすぎです。少し落ち込んだ時に「遺憾に存じます」や「だまって俺について来い」を聞くと気分が晴れ晴れ。楽しい気分になる。植木…

大殺陣 雄呂血 1966年 大映京都

☆大殺陣 雄呂血 4/14 シネ・ヌーヴォ RESPECT田中徳三 ★★★★ →「RESPECT田中徳三」最終上映作品。田中徳三監督と奥さんの舞台挨拶があった。奥さんはこうした上映が行われたことに感激しておられ、泣いておられた。老境に入り、田中監督も大きな病気をされ…

兵隊やくざ 大脱走 1966年 大映京都

☆兵隊やくざ 大脱走 4/14 シネ・ヌーヴォ RESPECT田中徳三 ★★★ →「兵隊やくざ」シリーズ第5作。舞台が全滅した有田と大宮は将校として他の部隊に合流。高級武官として振舞うが、そこに第三作に登場した憲兵の成田三樹夫が現れる。シリーズを通して見てい…

悪名桜 1966年 大映京都

☆悪名桜 4/14 シネ・ヌーヴォ RESPECT田中徳三 ★★★ →シネ・ヌーヴォ独自の企画「RESPECT田中徳三」。色々と忙しくやっと足を運べたのは最終日だけであった。大映の関係者は元気な方が多いのだが、田中徳三監督も86歳である。往時の大映を知る人も少なくな…

ここ最近で見た映画で一番のお薦めは「ブラックブック」。畳み掛けるように展開を繰り返し、濃密なサスペンスで観客を酔わせてくれる。ポール・ヴァーホーヴェンはただの虫好きの変態ではないのだ。題材はシリアスだがカラーはいつものヴァーホーヴェン。エ…

そして、映画館がまた一つ消える〜シネフェスタ閉館〜

3月末に閉館するフェスティバルゲート、否、シネフェスタに行って来た。 思えば、不幸な映画館であった。 収益がよかったかどうかは知らないが、存続については映画館自身の問題ではなくて、フェスティバルゲートの事情に振り回され続けてきた。 大阪市交通…

植木等、死去

植木等が亡くなった。享年80歳。近年はほぼ引退状態であったが、昨年にアルバム「50周年記念ベスト 日本一の無責任大作戦」も出ており、東宝クレージー映画も次々とDVD化されるなどちょっとした植木等ブームであった。アクションフィギュアまで出ていたの…

あいつと私(1961年 日活)

☆あいつと私 3/25 大津京町滋賀会館シネマホール(石坂洋次郎原作、日活青春名作選) ★★★★ →石原裕次郎はカラー作品がよく似合う。もちろん、白黒でも「狂った果実」とか「幕末太陽傳」のような傑作もあるんだが、彼の精悍な笑顔はやっぱりカラーが映え…

今週末は久しぶりにゆっくりと映画見ました。あーいい週末でございました。 「ブロークバック・マウンテン」京都シネマ 「ピンチクリフ・グランプリ」みなみ会館 「あいつと私」「オーロラ」大津京町滋賀会館シネマホール久しぶりに4本も見たけど、地味やな…

三月花形歌舞伎「霧太郎天狗酒醼」(きりたろうてんぐのさかもり)

3月15日に南座で三月花形歌舞伎「霧太郎天狗酒醼」(きりたろうてんぐのさかもり)を見てきた。何しろ、古い作品で江戸時代の代表的な歌舞伎作者並木正三の手によるもの。同時代で人形浄瑠璃の作家として大活躍していたのが、近松門左衛門だからこれはもう歴…

あ、これ今日で終わりやったんや。。相変わらず、タイミング悪すぎなレビューや。。。

船越英二、死去

船越英二が亡くなった。享年84歳。もう引退もされていたし、お年もお年なのでいつか訃報を聞くこともあろうと思っていたが、いざ聞くとやはり寂しい。最近、市川崑の作品を集中的に見ていたのだが、船越さんは大映時代の市川作品の常連であった。しょっち…