2006-01-01から1ヶ月間の記事一覧

ベン・ハー 1959年 ウィリアム・ワイラー監督作品

○ベン・ハー 1/29 京都スカラ座(街の灯よ ありがとう ラストショー) ★★★★ →この日で京都スカラ座は閉館。30分前に行ったのだが席はぼつぼつ埋まりだしていて、映画が始まる時には立ち見も出るほどの盛況ぶりであった。壮年期の男性の姿が多く、学生時代…

また逢う日まで 1950年 東宝

☆また逢う日まで 1/28 京都スカラ座(街の灯よ ありがとう ラストショー) ★★★ →1949年の「青い山脈」の大ヒットに引き続き、今井正が監督したメロドラマ。ガラス越しにキスをするシーンは有名ですな。戦争中から戦後にかけてのドラマで岡田英次と久我美…

花影 1961年 東宝

☆花影 1/28 高槻松竹セントラル(女性映画傑作選10) ★★ →川島雄三監督作品。脚本は菊島隆三。男に振り回され続けるバーの女をじっくりと描いた作品だが、ちとテンポが悪かった。 主演は池内淳子。彼女は新東宝出身の女優で新東宝倒産後はテレビや東宝…

三婆 1974年 東京映画

☆三婆 1/28 高槻松竹セントラル(女性映画傑作選10) ★★★★ →有吉佐和子の同名小説の映画化。亡くなった資産家の本妻(三益愛子)と資産家が晩年愛したお妾さん(木暮実千代)と行かず後家で生娘のババアになってしまった、資産家の妹(田中絹代)の奇…

THE 有頂天ホテル 2006年 フジテレビ 東宝

★THE 有頂天ホテル 1/26 TOHOシネマズ高槻スクリーン2 ★★ →三谷幸喜監督作品。彼のドラマや映画はまあそんなに大きな外れはないし、本作も割りと楽しめた。ただ、この題材なら1時間40分で充分であろう。正直、2時間16分はつらい。 三谷幸喜は少ないキャ…

スタンドアップ 

●スタンドアップ 1/21 MOVIX京都シアター2 ★★★ →「モンスター」で女優開眼のシャーリーズ・セロンの主演作品。「モンスター」に引き続いて今度も女性監督と組んでいる。監督は「クジラの島の少女」のニキ・カーロ。今度のシャリーズ・セロンは無理…

ALWAYS 三丁目の夕日 2005年 日本テレビ他

★ALWAYS 三丁目の夕日 1/21 京極東宝1 ★★★ →どうも「ノスタルジー」ってのがよくねえ。世の中悪くなるとすぐに「昔はよかった」だの「発展のかげに我々は何かを置いてきたのではないだろうか」エトセトラ、etc。私はこういう繰言が大嫌いである。だって…

赤い殺意 1964年 日活

☆赤い殺意 1/20 高槻松竹セントラル(女性映画傑作選10) ★★★★→言わずと知れた今村昌平の代表作である。今村監督は自分の作品の中でどれかひとつをあげるとすれば「赤い殺意」であると生前語っていたらしい。今村昌平は後年、海外で賞を取ったためか後…

にっぽんぱらだいす 1964年 松竹大船

☆にっぽんぱらだいす 1/20 高槻松竹セントラル(女性映画傑作選10) ★★★★★ →松竹喜劇の旗手、前田陽一のデビュー作にして代表作。見るのは二回目だが、文句なしに面白い。終戦直後から赤線が廃止される昭和33年3月31日までの赤線が舞台になったコメデ…

白昼堂々 1968年 松竹大船

☆白昼堂々 1/12 シネ・ヌーヴォ(追悼 映画監督・野村芳太郎 さらば、映画のコンダクター) ★★★★ →「男はつらいよ」でブレイクする前の渥美清の主演作品。渥美清は元々映画で人気が出た人ではなくて、テレビで有名になったコメディアンだった。その渥美清…

どんと行こうぜ 1959年 松竹大船

☆どんと行こうぜ 1/12 シネ・ヌーヴォ(追悼 映画監督・野村芳太郎 さらば、映画のコンダクター) ★★★ →大学の放送研究会を舞台にした学園ラブコメディ。牧紀子は研究会のリーダーで「現代学生の経済生活」というテーマで構内でインタビューを行っていた…

迷走地図 1983年 松竹

☆迷走地図 1/12 シネ・ヌーヴォ(追悼 映画監督・野村芳太郎 さらば、映画のコンダクター) ★★★ →1974年の「無宿」以来、しばらく映画界から遠ざかっていた勝新太郎の久々の復帰作。稀代の名俳優だった勝が70年代後半以降、映画出演をめっきり減らした…

左ききの狙撃者 東京湾 1962年 松竹

☆左ききの狙撃者 東京湾 1/12 シネ・ヌーヴォ(追悼 映画監督・野村芳太郎 さらば、映画のコンダクター) ★★★★★ →野村芳太郎のすごさはジャンルを問わない、高い演出力である。メロドラマ、喜劇からサスペンスと何でも撮った。本作もそうした野村監督の高…

チキン・リトル

●チキン・リトル(吹替版) 1/9 MOVIX京都シアター9 ★★★ →2006年の初めての映画はアニメ。ディズニーが初めて挑んだ全編3DCGアニメで様々なところで話題になった作品である。本作は当初、手描きアニメとして製作が進んでおり、途中で3DCG化…

2006年1月に見た映画

星による評価はあくまでも目安。5つ星で評価しとります。大体が星4つから2つまでの範囲です ★★★★★・・・映画ファンならば必ず見るべし ★★★★・・・・ぜひ見ておきたい作品 ★★★・・・・・映画館で見ても損はなし。ここまでは標準 ★★・・・・・・時間がない…

☆オールド・ボーイ

☆オールド・ボーイ 2/11 みなみ会館 ★★★★★ →知り合いの掲示板でこの作品のラストを書き込み、こんな映画なんか見るな!と強く訴えた書き込みがあった。好きであろうと無かろうと映画の評価は小泉じゃないが、「いろいろ」なんである。どんなひどい映画に…

オペラ座の怪人

オペラ座の怪人 2/8 TOHOシネマズ高槻スクリーン2 ★★★★★ →期待通りの作品であった。これは絶対スクリーンで見るべき作品であろう。廃墟になったオペラ座から老人の回想が始まり、一気に全盛期のオペラ座へタイムスリップしていく様はもう鳥肌ものである…

父と暮せば

父と暮せば 2/8 京都シネマ2 ★★★★★ →黒木和雄も1年か2年のペースで映画を作れるようになったのだねえ。この人は岩波映画でドキュメンタリーを撮ってた人で後に独立プロで映画を作り続けた。お金集めがかなり大変で、90年の「浪人街」から2000年の「スリ…

星による評価はあくまでも目安。5つ星で評価しとります。大体が星4つから2つまでの範囲です ★★★★★・・・映画ファンならば必ず見るべし ★★★★・・・・ぜひ見ておきたい作品 ★★★・・・・・映画館で見ても損はなし。ここまでは標準 ★★・・・・・・時間がない…

街(かわらまち)の灯よ、ありがとう ラストショー

土曜日、日曜日と「街(かわらまち)の灯よ、ありがとう ラストショー」に行ってきた。今日で京都スカラ座、京都宝塚、京極東宝が閉館する。スカラ座と宝塚が入った映画館が1935年の開業で京極東宝は1954年の開業と言うのだからもうとんでもなく古い…

映画に出ればみんな俳優なら楳図かずお(東京ゾンビ)も俳優だな

「発表!好きな女優ランキング!堂々1位はあの個性派アーティスト!」というオリコンの記事によると堂々の一位に輝いたのは中島美嘉サンだそうです。寡聞にして中島美嘉が女優とは知りませんでした!人気blogランキングに登録しました。クリックしていただく…

「THE 有頂天ホテル」見てきたでよ

風邪も治ってきたので「THE 有頂天ホテル」を見てきました。平日の夜という、閑古鳥が唄う時間帯にも関わりませず、結構な入り。休日でもガラガラのシネコンには珍しく、賑わっておりました。映画自体は文句言いたいところもありましたが、まあ面白かったで…

☆真昼の暗黒

☆真昼の暗黒 2/6 京都文化博物館映像ホール ★★★ →1951年。ある田舎町でチンピラが老夫婦を殺して金を奪った容疑で逮捕された。警察は一人ではできない犯罪である、仲間がいると考えてチンピラを拷問した。チンピラは「仲間を自白すればおまえの罪は軽くな…

☆野良犬

☆野良犬 2/5 京都文化博物館映像ホール ★★★★★ →黒澤明が若くして天才と呼ばれたのはなぜか、という問いに対して本作は明確な答えを出してくれるであろう。「七人の侍」よりも「用心棒」よりも本作を黒澤明の最高傑作と語る映画評論家も多い。1949年に…

星による評価はあくまでも目安。5つ星で評価しとります。大体が星4つから2つまでの範囲です ★★★★★・・・映画ファンならば必ず見るべし ★★★★・・・・ぜひ見ておきたい作品 ★★★・・・・・映画館で見ても損はなし。ここまでは標準 ★★・・・・・・時間がない…

ディズニーがピクサー買収

ディズニーとピクサーが提携を解消したのは条件面で決裂したからと聞いていたが大丈夫なのか?しかし記事の内容を読む感じでは買収は買収だが筆頭株主になるのはピクサーの大株主であるスティーブ・ジョブズでディズニーの取締役にも就任の見通し。実質的に…

クリス・ペン死去

俳優のクリス・ペンが自宅で亡くなっていたらしい。この人の紹介となるとどうしても「ショーン・ペンの弟」と始まってしまう。この人もヴェネチア国際映画祭の助演賞を取っている俳優さんなんだが、偉大な兄貴を持つと損ですね。しかし似てない兄弟でした。←…

ライブドア、早くも新体制発足

金曜日にひいたこじらせた風邪を引きずり、日曜日は家で寝ておりました。月曜日には出勤致しましたが、もうフラフラで火曜日にはお休み。またまた家で寝ておりまして、水曜日にやっと床離れ。風邪は治っておりませんが、ぼちぼち治していきます。 休み中、ご…

巷で大絶賛の「ALWAYS 三丁目の夕日」を見てきたゾ

あ、これだけ書いておこう。巷で大評判の「ALWAYS 三丁目の夕日」を見てきました。客層は見事に中高年ばっかでしたな。映画の感想は言いますと普通に面白かったです。ラストはやっぱ泣きましたしね。というか、あれは泣きます。ほとんど反則です。プロレスで…

病に臥せっております。。

「病気なんて家でゆっくり寝ておれば直るんだ」というのは森鴎外に言われなくてもわかっているんだが、たいしたことないわ、家で安静するのも映画館で安静にするのも変りないわ、と金曜日の夜に2本、土曜日に2本と映画館で過ごした。結果はてきめん、見事に…