日本映画

ワースト2007年ワースト

ワーストは以下の5本。中には昨日今日の監督ではない方の作品もありますが、その方が罪が重い。特に「舞妓Haaaan!!!」は映画ってストーリーなしでも勢いで乗り切れるんだ、と人々に誤解に与えてしまいそうだから、特に罪が重いが、役所広司に鈴木京香を使っ…

キネマの星座日本映画ベスト

1位:しゃべれども しゃべれどもしゃべれども しゃべれども 特別版 (初回限定生産2枚組) [DVD]出版社/メーカー: 角川エンタテインメント発売日: 2007/11/09メディア: DVD購入: 1人 クリック: 104回この商品を含むブログ (147件) を見る 2位:キサラギキサ…

キネマの星座2007年ベスト 序

改めまして。。。長らくのご無沙汰でございました。2年程前から更新するたびにこんなことを書いてたような気もしますが、またもや書きます。かつてほどの本数は見なくなりましたが、映画はちゃんと見ております。嘘やおまへん、ホンマだっせ。あてが嘘つい…

深浦加奈子、死去

深浦加奈子が亡くなった。享年48歳。命を奪ったのは、癌であった。5年前に癌が見つかり、それからの5年間は闘病しながらの役者生活。晩年には癌が肺に転移していたという。最後の仕事が原爆のドキュメンタリーのナレーションで無理をおしての出演であっ…

靖国 YASUKUNI

昔、東京に暮していた時期に靖国神社に数回行ったことがある。思想的にどうこう思って行ったわけではないが、なんか東京のド真ん中にあれだけ広々とした神社があるということとジョン・ウーの映画に出てくるような白い鳩がとても珍しく思えたからで4,5回…

田中徳三監督、逝く

12月22日に田中徳三監督が亡くなった。享年87歳。晩年まで様々な映画のイベントに参加された方で私も数回、お話を聞かせてもらったこともあるし、サインも頂いた。今年の湯布院映画祭でお元気な姿を見ているだけにこの度の訃報は寂しい。まあ御年からすれば…

犬塚稔、死去

犬塚稔が亡くなった。1901年生まれで享年106歳。22歳の年に関東大震災を経験し、(被災はしていない)長谷川一夫のデビュー作「稚児の剣法」を監督した人なので、もはや映画史上の人であった。先日、湯布院映画祭で撮影監督の森田富士夫氏にお話を…

陸に上った軍艦

★陸に上った軍艦 8/12 シネ・ヌーヴォ ★★★ →私の祖父は32歳の年に召集された。京都の下町で八百屋をやっていた祖父には二人の子供がいた。中国に送られたそうだが、当時の日本はまだまだ連戦連勝。勝っているうちに祖父は一度帰国している。しばらくし…

舞妓Haaaan!!!

★舞妓Haaaan!!! 6/17 TOHOシネマズ高槻スクリーン2 ★★ →阿部サダヲ初主演作品。彼のファンは必見であるが、ファンでない人には正直、どうってことない映画。京都の色町を舞台にした作品って近年は少なくて、深作欣二の「おもちゃ」以来か? 脚本は宮藤…

大日本人

★大日本人 6/3 TOHOシネマズ高槻スクリーン3 ★★★ →カンヌの上映(夜10時から)で観客がぞろぞろ帰ったとか評論家が「題材は面白いが、彼はもっと編集を勉強するべきだ。向いてないのではないか」(どうして編集が下手なら監督に向いてないと言い切れる…

2007年上半期キネマの星座ベスト

今日から7月。相変わらず、梅雨で鬱陶しい感じですが皆様、お元気でしょうか。私は煩悩に悩まされながら、今日もまた映画を見ています。。ウソツキ!(緒川たまき風)今年は6月末の時点で63本。世間的に見ればこれでも多いんですが、昨年の77本に比べ…

歌謡曲だよ、人生は

★歌謡曲だよ、人生は 5/26 テアトル梅田2 ★★★★ →2004年の「タカダワタル的」から始まったアルタミラピクチャーズの歌謡映画シリーズの一本(プロデューサーの桝井省志の趣味という説も)。昭和を彩る12曲の映画をモチーフに11人の監督が作ったショート…

しゃべれども しゃべれども 

★しゃべれども しゃべれども 6/8 MOVIX京都シアター2 ★★★★★ →久しぶりにいい日本映画を見た気分になった。名匠平山秀幸、久々の快作である。 夢のない、乾ききったスルメのような人生を生きる私がその子ども時代に唯一、なりたいと思った職業、それが…

熊井啓、死去

熊井啓が亡くなった。享年76歳。5月18日に倒れて、病院に搬送。一時は意識も回復し、元気だったらしいが、23日に容態が急変。そのまま亡くなったらしい。遺作は2002年の「海は見ていた」。奥田瑛二によると新作の準備を進めていたらしく、企画もできていた。…

神童

★神童 5/6 みなみ会館 ★★★★ →出ているキャストが素晴らしいので、出来栄えに若干の物足りなさは感じるがよくできた作品である。 監督は「帰郷」で自分の世界をつかんだ萩生田宏治。何気ない日常を丁寧に描き出すことで、観客にキャストへの等身大の思い入…

シムソンズ

★シムソンズ 5/3 みなみ会館 ★★★★ →思わぬロングランとなった作品であった。製作が決まったのは昨年の秋だったらしいが、カーリングの知名度はまだまだたいしたことなかった。長野五輪から日本代表は出ているし、知っている人は知っていただろうが、私も…

大殺陣 雄呂血 1966年 大映京都

☆大殺陣 雄呂血 4/14 シネ・ヌーヴォ RESPECT田中徳三 ★★★★ →「RESPECT田中徳三」最終上映作品。田中徳三監督と奥さんの舞台挨拶があった。奥さんはこうした上映が行われたことに感激しておられ、泣いておられた。老境に入り、田中監督も大きな病気をされ…

兵隊やくざ 大脱走 1966年 大映京都

☆兵隊やくざ 大脱走 4/14 シネ・ヌーヴォ RESPECT田中徳三 ★★★ →「兵隊やくざ」シリーズ第5作。舞台が全滅した有田と大宮は将校として他の部隊に合流。高級武官として振舞うが、そこに第三作に登場した憲兵の成田三樹夫が現れる。シリーズを通して見てい…

悪名桜 1966年 大映京都

☆悪名桜 4/14 シネ・ヌーヴォ RESPECT田中徳三 ★★★ →シネ・ヌーヴォ独自の企画「RESPECT田中徳三」。色々と忙しくやっと足を運べたのは最終日だけであった。大映の関係者は元気な方が多いのだが、田中徳三監督も86歳である。往時の大映を知る人も少なくな…

植木等、死去

植木等が亡くなった。享年80歳。近年はほぼ引退状態であったが、昨年にアルバム「50周年記念ベスト 日本一の無責任大作戦」も出ており、東宝クレージー映画も次々とDVD化されるなどちょっとした植木等ブームであった。アクションフィギュアまで出ていたの…

あいつと私(1961年 日活)

☆あいつと私 3/25 大津京町滋賀会館シネマホール(石坂洋次郎原作、日活青春名作選) ★★★★ →石原裕次郎はカラー作品がよく似合う。もちろん、白黒でも「狂った果実」とか「幕末太陽傳」のような傑作もあるんだが、彼の精悍な笑顔はやっぱりカラーが映え…

船越英二、死去

船越英二が亡くなった。享年84歳。もう引退もされていたし、お年もお年なのでいつか訃報を聞くこともあろうと思っていたが、いざ聞くとやはり寂しい。最近、市川崑の作品を集中的に見ていたのだが、船越さんは大映時代の市川作品の常連であった。しょっち…

氷壁

☆氷壁 4/7 高槻松竹セントラル(女性映画傑作選11) ★★★ →井上靖の原作を映画化。幾度もドラマ化されているが、映画化されたのは1958年に大映で映画化された本作のみ。監督は増村保造で脚本は新藤兼人。登場人物が感情を堂々と語るという増村節が炸裂。…

愛のうず潮

☆愛のうず潮 4/7 高槻松竹セントラル(女性映画傑作選11) ★★★ →竹中労の盟友だった梶山季之原作のメロドラマ。このドラマはテレビドラマで読者の葉書を参考に毎週脚本を書いていたらしい。「冬のソナタ」みたいなことは昔の日本もやってたのね。監督は…

美しき母

☆美しき母 4/5 高槻松竹セントラル(女性映画傑作選11) ★★ →原節子主演の母物ですな。監督は原節子の親戚だった熊谷久虎。子役の演技がちとクサくて、ストーリーはありきたりだが、原節子の熱演が胸を打つ。多々良純が出てるが1955年から初老のオッサ…

才女気質 

☆才女気質 4/5 高槻松竹セントラル(女性映画傑作選11) ★★★★★ →これだけの京都ブームの中で京都を舞台にした映画として紹介されないのが不思議なんだが、京都を舞台にした隠れた大傑作である。監督は日活の「才気あふれる問題児」だった中平康。 現在…

次郎長三国志シリーズリメイク予想キャスト 地の巻

本企画は現在、シネマヴェーラ渋谷で絶賛上映中(すごい入りらしいが)の「帰ってきた『次郎長三国志』とマキノ時代劇大行進!」のラインナップである次郎長三国志シリーズ(1952〜54 東宝)がもしリメイクされるならば、どんなキャストがいいか?という、何…

☆卍 1/29 高槻松竹セントラル(サスペンス傑作選3) ★★★[DVD]出版社/メーカー: 徳間ジャパンコミュニケーションズ発売日: 2001/06/27メディア: DVD クリック: 13回この商品を含むブログ (27件) を見る

☆鍵 1/29 高槻松竹セントラル(サスペンス傑作選3) ★★★★★鍵 [DVD]出版社/メーカー: 徳間ジャパンコミュニケーションズ発売日: 2002/03/08メディア: DVDこの商品を含むブログ (4件) を見る

妻二人

☆妻二人 1/27 高槻松竹セントラル(サスペンス傑作選3) ★★