2006-04-01から1ヶ月間の記事一覧

メルキアデス・エストラーダの3度の埋葬

●メルキアデス・エストラーダの3度の埋葬 4/29 みなみ会館 ★★★ →現在、なぜか吉野家のCMをやってるトミー・リー・ジョーンズの初監督作品。題名が長い。原題をほぼ直訳にしたもんだが、英語の響きと日本語の響きは全然違うので、配給会社はもう少し工夫…

Vフォー・ヴェンデッタ

●Vフォー・ヴェンデッタ 4/23 MOVIX京都シアター3 ★ →ナタリー・ポートマンが坊主になっただけの映画。独裁国家の設定は悪くないし、Vの存在もまあ面白いが、劇中に出てくる独裁者をおちょくりまくるテレビ番組が破滅的にくだらん。ここで萎えた…

寝ずの番

★寝ずの番 4/23 MOVIX京都シアター7 ★★★★ →まあよくできていると思うが、もう一つしっくり来ないというか、関西のかなりコアな部分を描いている割には関西の匂いが全くしてこない。はっきり言えば、東京から見た関西が描かれた映画である。津川雅…

ヒストリー・オブ・バイオレンス

●ヒストリー・オブ・バイオレンス 4/15 MOVIX京都シアター1 ★★★★★ →なんだか東映の実録ヤクザ映画を見ている気分になった。上映時間も1時間37分。その上映時間も如何にもプログラムピクチャー的である。その短い時間、次の展開に息を呑み続けた…

エミリー・ローズ

●エミリー・ローズ 4/15 MOVIX京都シアター1 ★★★★★ →ホラーは苦手なので、当初はスルーの予定だったが、ローラ・リニーと「フルモンティ」で見栄っ張りな上司を演じたトム・ウィルキンソンが出ているので見た。傑作であった。テイストは確かにホラ…

大殺陣 雄呂血 1966年 大映京都

☆大殺陣 雄呂血 4/14 シネ・ヌーヴォ RESPECT田中徳三 ★★★★ →「RESPECT田中徳三」最終上映作品。田中徳三監督と奥さんの舞台挨拶があった。奥さんはこうした上映が行われたことに感激しておられ、泣いておられた。老境に入り、田中監督も大きな病気をされ…

兵隊やくざ 大脱走 1966年 大映京都

☆兵隊やくざ 大脱走 4/14 シネ・ヌーヴォ RESPECT田中徳三 ★★★ →「兵隊やくざ」シリーズ第5作。舞台が全滅した有田と大宮は将校として他の部隊に合流。高級武官として振舞うが、そこに第三作に登場した憲兵の成田三樹夫が現れる。シリーズを通して見てい…

悪名桜 1966年 大映京都

☆悪名桜 4/14 シネ・ヌーヴォ RESPECT田中徳三 ★★★ →シネ・ヌーヴォ独自の企画「RESPECT田中徳三」。色々と忙しくやっと足を運べたのは最終日だけであった。大映の関係者は元気な方が多いのだが、田中徳三監督も86歳である。往時の大映を知る人も少なくな…

プロデューサーズ

●プロデューサーズ 4/13 TOHOシネマズ高槻スクリーン2 ★★★★★ →大ヒットを博したブロードウェイの映画化。本作がすごいのはブロードウェイのキャスト、スタッフをほとんどそのまま使ったこと。ミュージカル特有のド派手さに加えて映画ならではの映像表現…

ブロークバック・マウンテン

●ブロークバック・マウンテン 4/9 京都シネマ3 ★★★★★ →アン・リーも不思議な監督である。代表作と言うとやはり、アメリカ人にワイヤーアクションの面白さを見せ付けた「グリーン・デスティニー」になるんだろうが、それ以前は「いつか晴れた日に」や「ア…

氷壁

☆氷壁 4/7 高槻松竹セントラル(女性映画傑作選11) ★★★ →井上靖の原作を映画化。幾度もドラマ化されているが、映画化されたのは1958年に大映で映画化された本作のみ。監督は増村保造で脚本は新藤兼人。登場人物が感情を堂々と語るという増村節が炸裂。…

愛のうず潮

☆愛のうず潮 4/7 高槻松竹セントラル(女性映画傑作選11) ★★★ →竹中労の盟友だった梶山季之原作のメロドラマ。このドラマはテレビドラマで読者の葉書を参考に毎週脚本を書いていたらしい。「冬のソナタ」みたいなことは昔の日本もやってたのね。監督は…

美しき母

☆美しき母 4/5 高槻松竹セントラル(女性映画傑作選11) ★★ →原節子主演の母物ですな。監督は原節子の親戚だった熊谷久虎。子役の演技がちとクサくて、ストーリーはありきたりだが、原節子の熱演が胸を打つ。多々良純が出てるが1955年から初老のオッサ…

才女気質 

☆才女気質 4/5 高槻松竹セントラル(女性映画傑作選11) ★★★★★ →これだけの京都ブームの中で京都を舞台にした映画として紹介されないのが不思議なんだが、京都を舞台にした隠れた大傑作である。監督は日活の「才気あふれる問題児」だった中平康。 現在…

2006年4月に見た映画

星による評価はあくまでも目安。5つ星で評価しとります。大体が星4つから2つまでの範囲です ★★★★★・・・映画ファンならば必ず見るべし ★★★★・・・・ぜひ見ておきたい作品 ★★★・・・・・映画館で見ても損はなし。ここまでは標準 ★★・・・・・・時間がない…

大地義行、二審は無期懲役

ロクに更新もしとらんのに、なぜかアクセス数が多かったんですが昨日は大地義行に二審の判決が下りたんですね。同居してた年上の女性の手足を縛って放置して、家に火つけて燃やしたというのだから、すごすぎる事件なんですが本人は殺意を否定。縛ったことは…

何が言いたい、胃が痛い

とにかく職場が変わってから狂ったように忙しい。本当に毎分一回ぐらいの割合で電話がかかってきて仕事が増える。電話がなりやむのが、5時半以降。よって仕事はそこからスタートで帰れません。なんとかしてください。こんなんでも慣れたら、割と楽な仕事だそ…

メルキアデス・エストラーダの3度の埋葬

●メルキアデス・エストラーダの3度の埋葬 4/29 みなみ会館 ★★ →現在、なぜか吉野家のCMをやってるトミー・リー・ジョーンズの初監督作品。題名が長い。原題をほぼ直訳にしたもんだが、英語の響きと日本語の響きは全然違うので、配給会社はもう少し工夫…

休日なのに、ちっとも心が躍らん

星による評価はあくまでも目安。5つ星で評価しとります。大体が星4つから2つまでの範囲です ★★★★★・・・映画ファンならば必ず見るべし ★★★★・・・・ぜひ見ておきたい作品 ★★★・・・・・映画館で見ても損はなし。ここまでは標準 ★★・・・・・・時間がない…

生涯を懐手で暮らせないものか、と真剣に考えた

ちと休みます。職場変わってマジ忙しい。。ああ厭だ。 高槻松竹セントラルで「サスペンス傑作選」というイカすものがやるが、何本見に行けるか。。いや行ってこます。森谷司郎の「首」だけは絶対行く。あ、「寝ずの番」見ました。近年の日本映画の中でかなり…

大停電の夜に 

★大停電の夜に 12/5 TOHOシネマズ高槻スクリーン6 ★★★ →「東京タワー」の源孝志の作ったデートムービーでこんなのはあまり好きではないが、手間隙かけて丁寧に作られた佳作であった。一日を舞台にしたアンサンブル・ドラマは大好きなので、その設定自体…

TAKESHIS’ 

★TAKESHIS’ 12/4 MOVIX京都シアター9 ★★★ →北野武がファンのために作った映画、ってのがこの映画の正しい評価のような気がする。山根貞男さんが手放しでこの映画を褒めているのは、彼が北野武のファンでこの映画が「たけしファン」のものだとわか…

今日は日本映画二連発。もう内容ほとんど忘れてました

職場変わりました。星による評価はあくまでも目安。5つ星で評価しとります。大体が星4つから2つまでの範囲です ★★★★★・・・映画ファンならば必ず見るべし ★★★★・・・・ぜひ見ておきたい作品 ★★★・・・・・映画館で見ても損はなし。ここまでは標準 ★★・・…

赤毛 1968年 三船プロ

☆赤毛 11/21 高槻松竹セントラル(不滅の時代劇傑作選4) ★★★ →60年代後半から80年代前半までの岡本喜八の縦横無尽ぶりがすごい。「にっぽんの一番長い日」で東宝を代表する監督となったと思ったら、その次の年にはATGで「肉弾」そしてその次が三船プ…

戦国野郎 1963年 東宝

☆戦国野郎 11/21 高槻松竹セントラル(不滅の時代劇傑作選4) ★★★★ →岡本喜八が初めて撮った時代劇。しかし現代劇と全く変わらない気持ちで撮ったらしく、西部劇のようなカラリとした痛快ちゃんばら劇に仕上がっている。主家から逃げた腕利きの忍者、…

今日は岡本喜八二本立て

やっと11月の分が終わった。。あと12月を仕上げたら2005年は全部終わる星による評価はあくまでも目安。5つ星で評価しとります。大体が星4つから2つまでの範囲です ★★★★★・・・映画ファンならば必ず見るべし ★★★★・・・・ぜひ見ておきたい作品 ★★★・・・・…

世界のCMフェスティバル2005

世界のCMフェスティバル2005 11/26 大阪国際交流センター ★★★★ →大阪ヨーロッパ映画祭のイベントの一つ。世界のCMをオールナイトで見まくるという物好きな企画で日本ではもう7回目になる。全国各地で開催されていて大阪では大阪国際文化センターにて大…

マリオの生きる道 2005年 イタリア

▲マリオの生きる道 11/20 海遊館ホール 第12回大阪ヨーロッパ映画祭 ★★★ →イタリア映画。漠然と「バーを開きたい」という夢を持ちながらのんびりと暮らしているマリオという青年の成長を描く。この主人公の性格が私に似ていて、身につまされながらみ…

ハンブルク・セル 2004年 イギリス

▲ハンブルク・セル 11/20 海遊館ホール 第12回大阪ヨーロッパ映画祭 ★★★★ →これが一番面白かった。9・11を扱った、初めての本格的なフィクション作品。フィクションとなってますが、テロの実行犯を実名で描き、捜査記録、裁判文書を丹念に調べ上げ…

大阪ヨーロッパ映画祭二日目

星による評価はあくまでも目安。5つ星で評価しとります。大体が星4つから2つまでの範囲です ★★★★★・・・映画ファンならば必ず見るべし ★★★★・・・・ぜひ見ておきたい作品 ★★★・・・・・映画館で見ても損はなし。ここまでは標準 ★★・・・・・・時間がない…