短評

ローレライ

ローレライ 3/21 TOHOシネマズ高槻スクリーン7 評価に値しない →緊迫感もないし、ストーリーは本当にぐだぐだだし、役者の使い方もええ加減だし、本当に言いたいことはいっぱいあるんだが、これが日本映画の復興プロジェクトへの第一弾でそれなりに客を…

復讐者に憐れみを

復讐者に憐れみを 3/13 動物園前シネフェスタ4Screen4 ★★★★★ →パク・チャヌクの復讐三部作の第一作目に当たる作品。当然ながら「オールドボーイ」の方が後に撮られた作品なのであるが、日本では公開の順序が逆になった。「オールド・ボーイ」ほ…

Jam Films S

Jam Films S 3/12 みなみ会館 ★★ →石原さとみの「すべり台」以外は大したこと無い作品ばかり。「俺はこんな世界観で映画を作りたい」というのはよくわかるんだが、短編ならもっとさくさくとまとめんとなあ。。それから綾瀬はるかはエロい。Jam Films S […

☆真昼の暗黒

☆真昼の暗黒 2/6 京都文化博物館映像ホール ★★★ →1951年。ある田舎町でチンピラが老夫婦を殺して金を奪った容疑で逮捕された。警察は一人ではできない犯罪である、仲間がいると考えてチンピラを拷問した。チンピラは「仲間を自白すればおまえの罪は軽くな…

☆野良犬

☆野良犬 2/5 京都文化博物館映像ホール ★★★★★ →黒澤明が若くして天才と呼ばれたのはなぜか、という問いに対して本作は明確な答えを出してくれるであろう。「七人の侍」よりも「用心棒」よりも本作を黒澤明の最高傑作と語る映画評論家も多い。1949年に…

☆☆黒木太郎の愛と冒険

☆黒木太郎の愛と冒険 2/18 第七藝術劇場(森崎東監督ベストセレクション) ★★ →率直に言うと見ててしんどかった。はじめてのATG作品ということでめちゃくちゃやってやろうということだったのか、森崎東監督が何を描きたいかはわからんでもないが思い入れ…

☆喜劇 特出しヒモ天国

☆喜劇 特出しヒモ天国 2/18 第七藝術劇場(森崎東監督ベストセレクション) ★★★★ →古巣の松竹を解雇されて東映で撮った映画。森崎監督にとってははじめての松竹以外での仕事で何もかもが新鮮で気合が入っています。低予算を逆手にとってオールロケーショ…

☆喜劇・女は男のふるさとヨ

☆喜劇・女は男のふるさとヨ 2/13 第七藝術劇場(森崎東監督ベストセレクション) ★★★ →森崎東監督の代表作シリーズである新宿芸能社シリーズ>シリーズの第一作。1971年という日本映画がすごい勢いで崩れていく中でこうした喜劇シリーズが作られる余裕が…

ニワトリはハダシだ

ニワトリはハダシだ 2/11 MOVIX京都シアター2 ★★★ →松竹喜劇の旗手であった森崎東の最新作。まずは素直に御年78歳の森崎監督が8年ぶりに映画を撮ることができた、ということを素直に喜びたい。作品自体の質はさておきとしてだ。正直な感想を書…

ビハインド・ザ・サン

ビハインド・ザ・サン 2/14 京都シネマ3 ★★★★ →かなり硬派な映画である。というかこれは一種のヤクザ映画、任侠映画だろう。監督は「ダークウォーター」「モーターサイクル・ダイアリーズ」のウォルター・サレス。おっと忘れてたこの監督は「セントラル…

カンフーハッスル(字幕版)

カンフーハッスル(字幕版) 2/3 MOVIX京都シアター7 ★★★★★ →星爺(チャウ・シンチー)の映画が面白いのは何よりもまず観客を楽しませるという香港映画スピリットを最も受け継いでいるからであろう。「少林サッカー」のヒットにより日本でも知られ…

ゴーストシャウト

ゴーストシャウト 1/23 テアトル梅田2 ★★★★ →テアトルグループ製作のガリンベイロ・レーベル第4弾の作品。正直、期待値は低かった。監督もテレビの人だし、キャストもそれほど興味を惹くもんでもなかったし、何より細木数子の占いで題名を「ゴーストネ…

パッチギ!

パッチギ! 1/22 MOVIX京都シアター2 ★★★★ →「のど自慢」の不振、「ビッグショー!ハワイに歌えば」の大不振で持って映画界からパージされた井筒和幸であったが、容赦なく映画を切って棄てる批評に何にでも意味無く噛み付くというキャラで自らが有…

フォッグ・オブ・ウォー/マクナマラ元米国防長官の告白

フォッグ・オブ・ウォー/マクナマラ元米国防長官の告白 1/22 京都シネマ2 ★★★ →ケネディ大統領の元で国防長官を勤めたロバート・マクナマラのインタビューを中心としたドキュメンタリー映画。この映画を見ると本当に戦後はいつ第三次世界大戦が起こっ…

ジャッカス・ザ・ムービー

ジャッカス・ザ・ムービー 1/21 京極弥生座2 ★★★★ →jackassってのはアメリカのスラングで「どあほう」と言う意味。とにかくどうしようもない奴を指す言葉である。ストリート系ハードコア・パフォーマンス番組「jackass」。この番組はそんなことしても誰…

父、帰る

父、帰る 1/15 みなみ会館 ★★★ →2003年のヴェネチア国際映画祭でグランプリを受賞したロシアの映画。母親、祖母、息子2人でひっそりと暮らしていた家庭に蒸発していた父親が12年ぶりにひょっこり帰ってきたところから始まり、父親が二人の息子を…

銀のエンゼル

銀のエンゼル 2/13 シネリーブル梅田シアター2 ★★ →割と好きなタイプの映画なんだが、なんか今市、いやいまいち乗り切れなかった。北海道の小さな町のコンビニを舞台にしたドラマで飽きずに見てられる作品には仕上がってるが見終わってあまり残るものが…

巴里の恋愛協奏曲

巴里の恋愛協奏曲 2/12 京都シネマ2 ★★★ →傑作オペレッタを映画化したフランスの作品。ちなみに「パリのれんあいコンチェルト」と読みます。洒落た題名ですね。ミニシアター向きの映画ですな。小洒落た町の真ん中にある小さな映画館で見るのがぴったり…

ターンレフト・ターンライト

ターンレフト・ターンライト 2/12 みなみ会館 ★★ →なんでこんなぬるいラブコメ、見に行ったんやろ。(笑)この手のラブコメははっきり言うと性に、というかニンに合わんしな。あ、そうか。ジョニー・トーが監督なんだ。それで行ったんか。。ジジ・リョン…

ライフイズコメディ! ピーター・セラーズの愛し方

ライフイズコメディ! ピーター・セラーズの愛し方 2/27 京都シネマ3 ★★★ →「博士の異常な愛情」などで知られるピーター・セラーズの伝記映画。ケレン味たっぷりにピーターを愛すべきキャラクターに描いててかなり面白い。ジェフリー・ラッシュってのは…

トニー滝谷

トニー滝谷 2/25 京都シネマ1 ★★ →市川準も村上春樹も好きになれない私がわざわざ映画館に足を運んだのはイッセー尾形が主演だったからである。これが初主演作品というのも意外。もっと出ててもおかしくない人だと思うけど。子供の頃、私は志村けんが大…

アレキサンダー

アレキサンダー 2/20 TOHOシネマズ高槻スクリーン3 ★★ →今気づいたけど、アンジェリーナ・ジョリー(ジョリ姐)の映画見たのはこれがはじめてだわ。えっとオリバー・ストーンの描くアレキサンダー大王の歴史映画ですな。2時間53分もあってしんどい映…

レイクサイド マーダーケース

レイクサイド マーダーケース 1/29 みなみ会館 ★ →すんません、一言で感想言わせてくださいな。「ちーともおもろないわ」。感想は以上です。他にありません。おもろないものを説明するほど暇やないし。リアリティのかけらもサスペンスの面白みも何にもあ…

☆動くな、死ね、甦れ!

☆動くな、死ね、甦れ! 1/29 みなみ会館 ★★★ →正直、このタイトルから想像したのはゾンビ映画だった。実際にはゾンビは出てこなくてこの題名はロシアの遊びの掛け声なんだそうだ。遊びで「氏ね」とか言うのは少しひいてしまうが。89年に作られた、まだロ…

マッスル・モンク

マッスル・モンク 1/25 京極弥生座1 ★ →アンディ・ラウがムキムキのボディスーツ着て暴れるだけの映画。後半はサスペンス仕立てなんだが前半があほらしいので恐ろしく白けてしまう。なんだかなあ。。アンディ・ラウもこんなん出るのね。。。で監督はジ…

イブラヒムおじさんとコーランの花たち 

イブラヒムおじさんとコーランの花たち 1/15 京都シネマ2 ★★★ →フランスの下町におけるユダヤ人の少年とイスラム教徒のトルコ人の緩やかな交流を描いた、あったかい映画。フランスは移民が多く、様々な人種や宗教が違う人が入り組んで暮している。しか…

マイ・ボディガード

マイ・ボディガード 1/11 MOVIX京都シアター4 ★★★ →えっとこれが新年になって1本目か。時間が空いたから見たような作品であんまり期待してなかったがさすが職人トニー・スコット。そこそこに楽しむことができた。「マイ・ボディガード」という邦…

☆やっさもっさ

☆やっさもっさ 1/5 シネ・ヌーヴォ(社会派コメディの変遷「渋谷実と前田陽一」) ★★★ →渋谷実監督作品。原作は獅子文六。獅子文六は当時の流行作家で「大番」などの代表作で一世を風靡しました。戦争が終わって無気力に生活を送る小沢栄太郎と積極的に社…

☆濡れた逢びき

☆濡れた逢びき 1/3 シネ・ヌーヴォ(社会派コメディの変遷「渋谷実と前田陽一」) ★★★ →なんか、ポルノみてえな題名だな。でも内容は逢いびきどころかドン引きって感じで出てくる人間が全員自分勝手な悪人ばっかでかなり爽快な映画。渋谷実は人間の厭なと…

☆スチャラカ社員

☆スチャラカ社員 1/3 シネ・ヌーヴォ(社会派コメディの変遷「渋谷実と前田陽一」) ★★ →渋谷実に最も影響を受けたと自ら語る前田陽一監督の作品。朝日放送の澤田隆治と放送作家・香川登枝緒コンビの人気テレビドラマの映画化。テレビ版はミヤコ蝶々、中田…