2004-01-01から1年間の記事一覧

週末映画雑砲〜大津にて野獣死すべしを見る〜

☆帰宅後、大津の滋賀会館シネマホールにて松田優作の「野獣死すべし」を見に行く。この寒い、今にも降りだしそうな天気の中に往復1000円近くも出してわざわざ大津まで旧作を見に行くのはどうかなとも思ったが、「野獣死すべし」の室田日出男ではありませんが…

アトミックカフェ

今日、紹介するのは第七藝術劇場で見てきた「アトミック・カフェ」。1982年に作られた作品です。どうしてそんな作品が話題になっているか、というと「華氏911」のマイケルムーアの映画の師匠がこの映画を撮ったラファティ兄弟。兄貴のケヴィンは撮影を担…

血と骨

血と骨作者: 梁石日出版社/メーカー: 幻冬舎発売日: 1998/01メディア: 単行本購入: 2人 クリック: 271回この商品を含むブログ (13件) を見る 今日、紹介するのは梁石日の自伝小説の映画化である「血と骨」。監督は「刑務所の中」の崔洋一で脚本は「OUT」…

映画番長オールナイト「映画番長VS刺客オールナイトッ!」

☆11月13日にシネ・ヌーヴォで行なわれた映画番長オールナイト「映画番長VS刺客オールナイトッ!」を見てきました。これも「刑事まつり」の系譜につながるおまつりなんだが、作品の出来よりもノリでかっ飛ばしてた「刑事まつり」に比べるとずっと予算も多いし…

プロフィール

☆ここで私の簡単なプロフィールを書いていきます。ハンドル: つばめ(サイトでは”まぐれ”ですが、ここではこれにします) 住 所: 京都近郊の田舎 年 齢: 1978年生まれ 仕 事: 田舎の事務屋 趣 味: 映画鑑賞(5年連続100本鑑賞。今年は10月末…

前口上

☆11月11日。ポッキーの日でもあり、鮭の日でもある本日より、はてなを始めます。今までは書いたり書かなかったりの不定期でしたが、これからは二日に一度程度の更新ですが、いろんなことを書いていこうと思います。ネットを往来される旦那様方に足をとめてい…

シンポジウム「ちゃんばら映画の真髄を探る」

☆おばさん特盛から逃れるように文化博物館にてシンポジウム。パネラーは山根貞男氏、中島貞夫氏、殺陣師の清家三彦氏、「カブキ・ハンドブック」の児玉竜一氏、そして「ちゃんばらグラフティー 斬る!」を撮った浦谷年良氏であった。浦谷氏編集の「ちゃんば…

青空天使

☆いつもは10分刻みなのに、美空ひばりの「青空天使」だけはたっぷり30分も休憩時間がある。「ちゃんばらグラフティー 斬る!」のときから出入りする人が多いなとは思っていたのだが、休憩時間になっておばさんがどやどやと増えてきた。男は全然いない。トイ…

ちゃんばらグラフティー 斬る!」

☆まずは「ちゃんばらグラフティー 斬る!」。1981年の東映創立三十周年を記念して東映時代劇の名場面を編集して作られた、言わばちゃんばら映画版「ザッツ・エンタティメント」。片岡千恵蔵、市川右太衛門を始めとして大川橋蔵、中村錦之助、大友柳太朗、東…

京都映画祭 9月25日祇園会館

☆25日の土曜日。京都映画祭もいよいよ明日でおしまい。明日はいけない私は今日でおしまいなのだ。悲しいな、寂しいな。来年あるのかな。午前中、プールで泳いでから祇園会館に向かう。

丹下左膳

☆京極弥生座にて「座頭市 血煙り街道」を鑑賞後にダッシュで祇園会館にトンボ返り。ここ数日、新京極から祇園までを幾度往復したことか。大阪芸大出身で「燃えよ!ピンポン」という大脱力映画を撮った三原光尋監督の最新作「村の写真集」。淡々とテンポよく…

ちゃんばら映画はこう作る〜中島貞夫、福本清三、栗塚旭、上野隆三、熱く語る〜

☆続けて祇園会館にて行なわれた座談会「ちゃんばら映画はこう作る」を見に行く。出演は福本清三、栗塚旭、殺陣師の上野隆三のお三方で司会は中島貞夫。出演者が刀をぶら下げながらでてくるのだから、期待してしまうではないか。待ってましたの立ち回り。上野…

黒木監督、山中貞雄監督を語る

☆続けて「父と暮らせば」の黒木和雄監督によるトーク。題して「山中貞雄監督を語る」。9月17日の山中貞雄の命日に山中貞雄を偲ぶ会という催しが京都のお寺で毎年行なわれている。黒木監督は山中貞雄の甥の加藤泰監督に師事しており、山中に興味を持って伝記…

特急三百哩

☆23日秋分の日も私は映画だ。前田珈琲本店でフレンチトーストで脳みそに砂糖を供給して京都文化博物館に出発。大入り満員の中で「特急三百哩」を活弁つきで鑑賞する。後ろの方で山根貞男氏がいるのを確認する、、って前説もやってたけど。1928年に作られたサ…

京都映画祭中間報告2

☆相変わらず、元気に映画見てまっせーという感じで京都映画祭の中間報告2です。京都映画祭も残るは二日。クロージングセレモニーは私見れません(クソ)ので明日が私にとっては最終日になります。この一週間、本当に映画しか見てないです。まあ年に何回もな…

ただいま、京都映画祭開催中!(中間報告)〜京都映画狂人、大いに笑ふ〜

☆京都映画祭に夢中のために感想を更新する時間もございません。しばらく、更新は滞ると思います。そのせいか、借りたビデオを見れないままに返してしまうことになりました。「午後の遺言状」見たかったな。。 ☆京都映画祭は祇園会館、京極弥生座、京都文化博…

京都映画祭スタート

☆さて今日から京都映画祭である。今日は京都駅の駅ビルで開会式をやっていた。開会式終了後に「特急三百哩」を上映していたのを少し覗いて来た。あの伊勢丹横の階段であるが思った以上に人がいて吃驚した。☆映画祭中にこんなイベントもあるらしいよhttp://ww…

☆4時過ぎに関係者に挨拶だけして京都文化博物館で雷蔵の「薄桜記」を見る。勝新と雷蔵が出ている贅沢な映画である。架空のサイドストーリーで悲劇の主人公を雷蔵が、堀部安兵衛を勝新がやってる。しかし堀部安兵衛の妻が少女だったというのは本当なのかしら…

☆まずどうでもいいことを書いてしまうと。。☆金曜日の夜に職場の若い者の飲み会があった。日頃、同期の交わりをあまりしていないために知らない人ばかりで「借りてきたネコ」状態。ところが今回の世話人をしてくださった先輩(でも大学の後輩)が一人ずつ紹…

中島貞夫監督初期作品「893愚連隊」〜いきがったらあかん。ねちょねちょ生きることや〜

今日、紹介するのは中島貞夫の「893愚連隊」。世間が「華氏911」に燃えている時にあえて1966年の日本映画でございます。中島貞夫ファンの間でも大変、評価の高い作品で新文芸座の中島貞夫映画祭でもニュープリントで上映されました。10月に行われるシネ・ヌ…

誰も知らない

今日、紹介するのは「誰も知らない」。「ワンダフルライフ」「ディスタンス」とドキュメンタリータッチの作風で知られる是枝裕和。監督の知名度とそのヘビーな題材からミニシアターでひっそりと公開される予定の映画でしたが、主演の柳楽優弥がカンヌ映画祭…

今日、紹介するのは新文芸座で7月10日までやっていた中島貞夫映画祭から「にっぽん‘69 セックス猟奇地帯」。蓮實さんが傑作と絶賛していた「ポルノの女王 にっぽんSEX旅行」との二本立てでしたが、平日だと言うのに大入り満員で立ち見まで出ていました…

人間蒸発

今日紹介するのは今村昌平が1967年にATGで撮った「人間蒸発」。突然、失踪した婚約者を追う女のドキュメンタリーというのがストーリーなんですが、普通のドキュメンタリーだと思うとこれびっくりする。すっごい作品なのだ。 今村昌平という人は二回もカンヌ…

あなたのダイアリー名を教えてください。 ほぼ日本映画専門サイト「キネマの星座」 ダイアリー名の由来を聞かせてください。 私の趣味は映画で日本人には珍しく、日本映画が好きで日本映画を中心に色々書いています。但し、たまに洋画を扱うことがあるので、…