シンポジウム「ちゃんばら映画の真髄を探る」

☆おばさん特盛から逃れるように文化博物館にてシンポジウム。パネラーは山根貞男氏、中島貞夫氏、殺陣師の清家三彦氏、「カブキ・ハンドブック」の児玉竜一氏、そして「ちゃんばらグラフティー 斬る!」を撮った浦谷年良氏であった。浦谷氏編集の「ちゃんばらグラフティー 特別編」が面白かった。色々な時代劇の名シーンが集められているもので時代劇スターの違いがよくわかった。歌舞伎と新劇の対比が映画に表れている話やCGの使用についてなどなかなか興味深い話が多かった。戦前の時代劇は歌舞伎の影響を受けて様式美を大切にしたものであった。それに対抗したのが新劇出身の伊藤大輔大河内傳次郎と組んでダイナミックな新しい時代劇を作った。伊藤大輔が戦前最も偉大だった映画監督と呼ばれるわけがわかった。カメラを動かして動きのある映像を撮ることから”イドウダイスキ”となる異名を取った事は有名ですな。

☆私の京都映画祭は終わった。思えば、5年前の第2回京都映画祭でまだまだお尻にカラをつけたひよこだった私は「丹下左膳余話 百万両の壺」を見て日本映画に大変興味を持ったのだ。そして今年の映画祭も今まで見る機会が少なかったチャンバラ映画をたっぷり楽しむことができた。また次の映画祭でもこのようにいろんな映画を知っていきたい、楽しみたいと思う。

☆京都映画祭については来月中にまとめページを作ります。来週からは通常更新に戻ります。仕事を含めていろんなことが山積で明日からの勤務が怖い。ヤだな。。ばっくれちゃうか?おなか痛いとか言って