丹下左膳

☆京極弥生座にて「座頭市 血煙り街道」を鑑賞後にダッシュ祇園会館にトンボ返り。ここ数日、新京極から祇園までを幾度往復したことか。大阪芸大出身で「燃えよ!ピンポン」という大脱力映画を撮った三原光尋監督の最新作「村の写真集」。淡々とテンポよく進められてじっくりと見ることができた。海東健はなかなかよくなったなあ。泣くシーンもよかったし。宮地真緒も可愛かったし。

☆24日。今日も朝から映画。祇園会館にて「幕末残酷物語」「丹下左膳」(バンツマバージョンの松竹映画)東映オールスターの「丹下左膳 決定版」の3本を見る。丹下左膳ってのは何回も映画化されてて一番有名なのはやはり大河内傳次郎の「セイはシャンゲ、名はシャゼン」が有名なんだが戦前からアラカンとか個性的な脇役で有名だった団徳磨に月形龍之介にバンツマ、水島道太郎、丹波さん、錦之助、そして大友柳太朗といろんな人がやっている。実録華やかなりし頃には文太さんがやるという話もあったと言う。「丹下左膳 決定版」は天然色カラー(東映スコープ)を生かした綺麗で華やかな映画だった。今まであんまり見てなかった東映時代劇だが実に面白い。やはり映画は東映大映だな。「幕末残酷物語」も新撰組の裏面史みたいなドラマで幕末に翻弄されていく若者を描いており、非常に面白い。