2005-06-01から1ヶ月間の記事一覧

こつまなんきん

☆こつまなんきん 4/15 高槻松竹セントラル(女性映画傑作選9) ★★★ →とにかくフィルムの状態が最悪で赤く焼けており、カラーフィルムに見えないほどだった。フィルムの欠損がなかっただけ、まだマシとはいえるが作品ごとにフィルムの状態は全く違って当…

かあちゃんと11人の子ども 

☆かあちゃんと11人の子ども 4/15 高槻松竹セントラル(女性映画傑作選9) ★★★ →戦前からホームドラマの巨匠であった五所平之助の作品。渥美清と左幸子の夫婦とその11人の子供の物語。成人した11人の子供が実家に帰ってくるところから映画は始まり…

大統領の理髪師

大統領の理髪師 4/10 MOVIX京都シアター5 ★★★★ →韓国の現代史を大上段にぶった切るのではなくて、当時の人々を描くことで切り取る方法に好感が持てる。淡々とカットを積み上げていく手法で工夫は少ないがストーリーを中心に描いている。とかく、個…

ラマン

ラマン 4/9 第七藝術劇場 ★★ →コツコツとキャリアを積み重ね、「ヴァイブレータ」で見事にヒットを飾った廣木隆一の最新作。風景を丁寧に切り取り、丁寧にカットを積み重ねていく手法は健在。本作は女子高生が三人の男の愛人になるストーリーだったので、…

星による評価はあくまでも目安。5つ星で評価しとります。大体が星4つから2つまでの範囲です ★★★★★・・・映画ファンならば必ず見るべし ★★★★・・・・ぜひ見ておきたい作品 ★★★・・・・・映画館で見ても損はなし。ここまでは標準 ★★・・・・・・時間がない…

オペレッタ狸御殿〜人は狸に恋をしてはなりませぬ。まして狸が人に恋するなぞ、もってのほかの皮算用〜

鈴木清順ほど絵になる映画監督はいないでしょう。黒っぽい衣装に身を包み、品のいい白いひげを生やしている。仙人なるものを見たことはありませんが、おそらくこんな感じでしょうね。彼の代表作の一つに「殺しの烙印」という映画があります。67年の作品です…

極道の妻<おんな>たち 情炎 

極道の妻<おんな>たち 情炎 4/8 京極弥生座1 ★★★★ →大作がコケても、低予算のヤクザ映画のレンタルビデオでペイできる。これが東映システム。その孝行息子(娘と言うべきか?)の極道の妻シリーズの最新作。東映の「まだ弾は残っとるがよ。。」の橋本…

アビエイター

アビエイター 4/6 MOVIX京都シアター3 ★★★★ →無冠の巨匠、マーティン・スコセッシが本気いちご100%で撮った作品。実在の大富豪、ハワード・ヒューズを通して私家版アメリカ史を描こうとした意欲作です。主演はレオナルド・ディカプリオで実は本…

ひとまず走れ! 

ひとまず走れ! 4/6 MOVIX京都シアター7 ★★★★ →韓国映画。監督、脚本のチョ・ウィソクは1976年生まれでこれがデビュー作。韓国映画って30歳前でも監督できるのか。。アップテンポの音楽にのせてスピード感満点にカットの使い方も楽しく、見て…

クライシス・オブ・アメリカ

星による評価はあくまでも目安。5つ星で評価しとります。大体が星4つから2つまでの範囲です ★★★★★・・・映画ファンならば必ず見るべし ★★★★・・・・ぜひ見ておきたい作品 ★★★・・・・・映画館で見ても損はなし。ここまでは標準 ★★・・・・・・時間がない…

更新が滞り

現在、「zoo」「female」「オペレッタ狸御殿」の感想を並行で書いていますが滞っています。もっと早く書けたらなあ。。狸御殿ですが、相変わらず鈴木清順の映画はわけわからんのですがチャン・ツィイーとオダギリジョーをキャスティングした時点で既に勝って…

三半規管、異常あり

昨晩、夜半過ぎよりめまいがひどく、横になる。一度、横になるともう起きられない。天井がぐにゃぐにゃにゆがみだしてまともに思考することができなくなった。寝返りすらも打てない状態なので当然、起き上がるなんてことはできない。数年前に東京で同じよう…

タイガー&ドラゴン

今週は遂に笑福亭鶴瓶が高座に。こんなこと言ったらなんですが、西田敏行の方が落語家っぽく見えると思います。語り口調もうまいしね。ただ、落語で人を笑わすことはできませんな。短時間ですが鶴瓶の落語を聞いてやっぱ違うなと思いました。今から10年ぐら…

笑福亭福笑独演会

金曜日に厚生年金会館での笑福亭福笑の独演会に行ってきました。笑福亭松鶴の弟子で独特な雰囲気な持ち主でぶっとんだ新作落語がめちゃくちゃに面白い。独特の節回しでこれはぜひライブで聴きたい。久しぶりだったが腹をかかえて笑った。やっぱり落語は面白…

世の中、楽しけりゃOK

ここ最近、感想が滞っていたのは山で遭難していたわけでもなく、ガードレールに鉄片を埋め込んでいたからでもなく、JR西日本を恫喝しまくってたわけでもなく、ケビン・クラインをマイケル・ケインと間違えたショックで筆を折ったわけでもなく、(俺の洋画…

カンフーハッスル

◆カンフーハッスル 12/31 TOHOシネマズ高槻6 ★★★★★ →正月興行第二弾の予定だったのが、正月映画の「ポーラー・エクスプレス」が大コケで繰り上がって元日公開になった。(つまり年を越せなかったわけだな。。悲惨)その先行で大晦日に上映されたの…

気違い部落

☆気違い部落 12/30 シネ・ヌーヴォ(社会派コメディの変遷「渋谷実と前田陽一」) ★★★ →題名を見るとギョッと来るが閉鎖的な田舎の暮らしを面白おかしく描いた映画なので気楽に見てください。前半は山形勲や須賀不二男が演じる醜悪な田舎のボス(こんな…

霧ある情事

☆霧ある情事 12/30 シネ・ヌーヴォ(社会派コメディの変遷「渋谷実と前田陽一」) ★★ →映画の最中にごそごそ歩き回るおばさんがいてて、気になって仕方なかった。(スーパーの袋をがさがさしながらで大声まであげてたので迷惑この上なし)映画自体はサ…

喜劇 命のお値段

☆喜劇 命のお値段 12/30 シネ・ヌーヴォ(社会派コメディの変遷「渋谷実と前田陽一」) ★★★★ →前田陽一が撮った、財津一郎とフランキー堺コンビのコメディ映画シリーズの一本。公害や医療制度に突っ込んだ、チョイお勉強なコメディだがギャグをたっぷり…

スーパーサイズ・ミー

スーパーサイズ・ミー 12/29 京都シネマ1 ★★★★ →ネットでは話題になっていたが、テレビではほとんど紹介されなかったのはやはりマクドナルドからなんらかの圧力がかかっていたんだろうか?映画秘宝の1月号によるとやはり快く思ってなかったようで、秘…

約三十の嘘

約三十の嘘 12/29 みなみ会館 ★★★ →軽いテンポで話を進めていく映画運びはなかなかよくて、心地よかった。クレイジーケンバンドの音楽がぴったりで映画全体がミュージッククリップのようにも思えた。登場人物のキャラクターもくっきり分かれていたし、…

雲のむこう、約束の場所

雲のむこう、約束の場所 12/29 みなみ会館 ★ →イケメンのエヴァオタクが作ったアニメ。たまにはアニメも見なくちゃねと思って見た作品だが、絵柄があんまり好きになれなくて最後まで集中してみることはできなかった。ストーリーもよくわからんかったし…

Mr.インクレディブル 

Mr.インクレディブル 12/26 TOHOシネマズ高槻7 ★★★★★ →従来のヒーローものに工夫を加えてピクサーが映画化。技術もさることながら、いつもながらきっちりとした世界観で丁寧に描いているところが好感が持てる。CGアニメが向く素材をしっかり選…

ちんころ海女っこ 

☆ちんころ海女っこ 12/26 シネ・ヌーヴォ(社会派コメディの変遷「渋谷実と前田陽一」) ★★★ →前田陽一の喜劇。島の観光事業をめぐるドタバタ喜劇。田舎特有の下品さ、厭らしさがフルスロットルにいかされて、ものすごく濃い映画になっている。主人公の…

にっぽんぱらだいす

☆にっぽんぱらだいす 12/26 シネ・ヌーヴォ(社会派コメディの変遷「渋谷実と前田陽一」) ★★★★★ →前田陽一のデビュー作。戦後から売春禁止法が施工されるまでのある赤線を舞台にした喜劇。赤線のがやがやした感じが丁寧に切り取られて描かれている。香…

現代人

☆現代人 12/25 シネ・ヌーヴォ(社会派コメディの変遷「渋谷実と前田陽一」) ★★ →万年青年、池部良の代表作。この日のフィルムはフランス語字幕入り。有名な作品なので海外でしかフィルムが見つからないというのは如何なものか。戦後すぐのアプレゲー…

本日休診

☆本日休診 12/25 シネ・ヌーヴォ(社会派コメディの変遷「渋谷実と前田陽一」) ★★★★ →渋谷実の出世作。戦後すぐの焼け跡に残る町医者の生活をユーモラスに描いた作品。テンポよく、丁寧に作られているので飽きが来ない。焼け跡残る東京を使い、映画に…

青い車

青い車 12/20 梅田ガーデンシネマ1 ★ →わざわざ年休取って見ちゃったよ。麻生久美子と宮崎あおいのダブルキャストが話題な作品だが本当にそれだけの日本映画が最も得意とする四畳半映画。監督はとにかく、宮崎あおいちゃんが好きで仕方ないんだろう。…

草の乱

草の乱 12/18 第七藝術劇場 ★★ →何で今更に秩父事件と思うが、新藤兼人のお弟子さんである神山征二郎が苦労して撮りあげただけにスクリーンから気迫がびんびん伝わってくる。労働組合などから金を引っ張り、ボランティアの協力でよくここまで撮ったもん…

レディ・ジョーカー

レディ・ジョーカー 12/17 TOHOシネマズ高槻4 ★★★★ →原作を読んだのでまた見てみたいなと考えているが、原作を読みきって思うのはよくもまあこれを映画化できたもんだ。多面的な素材になっており、まともに映画化しようと思ったら4時間は越えてい…