マリオの生きる道 2005年 イタリア

▲マリオの生きる道 11/20 海遊館ホール 第12回大阪ヨーロッパ映画
★★★
→イタリア映画。漠然と「バーを開きたい」という夢を持ちながらのんびりと暮らしているマリオという青年の成長を描く。この主人公の性格が私に似ていて、身につまされながらみていた。監督は本作を現代社会への批判をこめた社会派の作品として作ったようだが、もっと脇役を生かした、群像劇の風味に作ってもよかったと思う。

 テンポがゆったりとしすぎでしんどいところもあるが、楽しんで見てられた。人生の生きがいを何に求めるべきか、仕事かそれとも趣味か。。この映画はかなりドライに人生に七転八倒する人間を描き出す。仕事に生きがいを求めずにひたすらワイン作りに励んだ男のエピソードなどかなり辛口でドキリとさせられた。

今年のイタリア映画祭2006で上映されるようです。東京にお住まいの方、必見ですぞ。他地方の人は近くに来るのを待ちましょう。。まあ交通費を使ってまで見るほどでは。。