★スキージャンプ・ペア Road to TORINO 2006
★スキージャンプ・ペア Road to TORINO 2006 2/17 みなみ会館
★★
→この日は昼から後半休を取って、街に出た。1時半から「ロバと王女」と本作をみなみ会館で見る予定だったのだが、バスを乗り間違えて(時々、こういうことをする)「ロバと王女」の時間には間に合わず、これだけを見た。私がこの映画(というか、これは映画か?)を辛く評価するのは仕事を休む+苦労した、という犠牲を払った割りにあわない映画だからである。自分で書いてても、なんて勝手な言い分だと思う。
私は映画を見る前に事前情報を全く入れないので、往々にしてスカを引くことが多い。本作は予告が面白かったので見に行ってしまったのだが、2ちゃんねるのフラッシュを何も映画化しなくてもいいだろう。別にこんなの映画にやらなくても。。と思った。これ、配給がファントム・フィルムなんやね、叶井俊太郎がいた(今は退社して「トルネード・フィルム」で「ヅラ刑事」作っとる)会社で「いかレスラー」とか作った。それならこのぐらいのお遊びに金は出すか、と妙に納得。
ぼやきはさておき。。スキージャンプペアってのは架空のスポーツで(当たり前だ)その競技風景をCGで作ったのが割りと評判になってDVDになったり、パチンコになったり、キティちゃんとかドン・キホーテののペンギンが跳んでキャラクター商品になったり、と巷で評判なんだそうだ。
それでトリノ冬季オリンピックの開催にあわせて、よくオリンピック前によくテレビで流れる「この選手はこんだけ頑張ってオリンピックに挑む」みたいなドキュメンタリーのパロディで「スキージャンプ・ペアはこうしてトリノ・オリンピッグ(オリンピックではない。。。どうでもいいが)の公式種目になったか」というヒューマン・ドキュメンタリーを作った。これを映画館で流したら、ファンは来るやろとついでにホンマにそんな競技あるんやろうか、と思うアホもおるやろ、またトリノ五輪を題材に取った映画もないことやし、みたいな感じだったんだろう。
思いつきはいいと思うがこの手の作品は映画館でやるよりも深夜番組、スカパー!でやってる方がいいと思う。客を選ぶ映画は上映方法も工夫せねばならない。上映回数を少なくするとか舞台挨拶とかのイベントを組み合わせるとかでお祭りのイメージを出さないとしんどい。全く知らない人が見て面白いと思えるほどの作品じゃないしね。結構、客も入ってたがほとんど笑いはなかったぞ。(みなみ会館はどういうわけか、上映中で笑いとかほとんど起こらん。クールな客が多いのか)
最もこんなパチもんドキュメンタリーは好きなので、割と楽しめた。ただ、ちと長いし、猪木の登場があまりにも脈絡がなくて、バカすぎる。学者の先生が猪木を「アントニオさん」と呼んでいたのが妙に笑えた。「この胸いっぱいの愛を」での熱演も記憶に残っていた臼田あさ美が出ていたのでちと嬉しかった。
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