魁!!クロマティ高校 THE★MOVIE

魁!!クロマティ高校 THE★MOVIE 7/30 テアトル梅田2
★★★★★
クロマティが本作を訴えたのは映画の宣伝ではなく、どうやらガチンコであったらしい。ニュースを聞いた関係者は真っ青になったらしく、監督の山口雄大は初日挨拶でクロマティへの怒りをぶちまけたとかなんとか。結局は「実在の人物とは全く関係ありまへん」という一文を映画の初めに入れることで解決したらしいが改めて裁判するらしい。クロマティも野球辞めてからは失敗続きで借金だらけだとかなんとか。銭がないのは首がないのと一緒とはよく言ったもんですな。絵を真似されてもちっとも怒らないでそればかりか「嬉しくなりました。何でクロマティは怒ってるんでしょうか」とケロリと言ってのけた池上遼一先生に比べるとなんと小さな器か。もうオチョコの裏並みの小ささですよ。池上先生はさらに「悔しくもある。僕も1ページでいいから書いてみたい」とまで言っている。その器は大海の如し。ちっとぐらいボランティアしたぐらいで舞い上がってるどこぞのバカとはエライ違いだ。恥を知れ、恥を。えーと本題に戻ります。本作の感想を真面目に語るというのは、いささかあほらしくもあり、私の感想は星の数を見ていただければ分かるとおりである。原作は読んだことなかったが、ここ最近の映画で一番笑った。キャストでは坂口拓遠藤憲一金子昇板尾創路山本浩司(二役)虎牙光揮須賀貴匡武田真治松崎しげる高山善廣、そして渡辺裕之。。が実に素晴らしい、、ってほとんど全員じゃん。皆さん、よくこんな役やりましたよ。それから阿藤快の役柄はいくらなんでも反則だろう。構成は才人・板尾創路が担当。これも特筆すべき出来事ですな。監督は「地獄甲子園」の山口雄大。世間ではバカ映画の旗手として扱われてるんだろうが、ギャグ漫画の映画化という、ほとんど成功したことないことを見事に成し遂げる演出力と低予算ながらも本格的にアクションに取り組んでいる姿勢はもっと褒められてもいいと思う。誰かこいつに5億やって「ドラゴンボール」(1,2巻の内容で)作らせてやってくれ。

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