世界のCMフェスティバル2006 10/14

世界のCMフェスティバル2006 10/14 大阪国際交流センター
★★★★
昨年に引き続き、行って来た。夜更かしがめちゃめちゃ苦手な(だからと言って朝が強いわけでもないけど)私にとって、オールナイトはキツイのだが、世界のあらゆるCMを一晩で一息に見てしまうという企画は結構好きだ。今年も会場はほぼ満席。観客は若者が多く、カップルよりも女性の三人組とかが結構多かったなあ。女の子は興味本位という感じだったが、男は一人で来ている人も多くて自主映画作ってる人や業界の人も来ているっぽかった。

 ヨーロッパやアメリカのCMは日本と違い、30秒から60秒ぐらいの長さでお金をしっかりかけて凝ったものを作る。日本もお金はかかってるんだが、ほとんどがタレントのギャラでCMタレントのイメージを商品にかぶせるという感じだ。何のCMかさっぱりわからんまま、ドラマが進んで最後に商品名がポツリと出るものもあったり、ラストに商品が画面に飛び出して大活躍したりとかパターンもいろいろ。アムネスティエイズ撲滅キャンペーンのようなお堅いものから、adidasマクドナルド(I'm lovin' it!って本国の宣伝文句なのね。。)のような金がかかったものから、車のCMのようなスタイリッシュでひたすらかっこいいものもあるし、接着剤やゲーム機のようなコメディ色たっぷりの笑えるものと実に様々である。韓国のCMでソン・ガンホがゲーム機のCMをやってたが、相変わらず普通のオヤジで何故か感動した。

 当日の客のボルテージは相変わらず高く、皆パチパチと呼ばれるおもちゃをパチパチ鳴らしながら(後半は正直、半分寝てたがそれでもパチパチは鳴らしていた)怒涛のように流れるCMに酔いしれていた。CMの面白さは文章であらわすのは難しい。説明したらつまんなくなる。即興劇のような楽しみなので興味ある人は近くに来た時にはお見逃しのなきよう。仕掛け人はフランス人のジャンクリスチャン・ブーヴィエ。CMの解説からMCまで何でもやる爺さんだが、小さくて髭がお茶目な爺さんだ。彼が「パチパチ!」言いながら舞台で暴れまわる様も楽しいぜ。

KINCHO‐STYLE キンチョウスタイル―素晴らしき金鳥CMの世界

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