僕のスウィング 

▲僕のスウィング 10/12 大津京町滋賀会館シネマホール
★★★
<一言>これ、京都は京都イタリア会館のみの公開だったんだよな。京都朝日シネマのフィナーレ企画に入ってて、ずっと気になってた映画。映画館で見れてよかった。如何にもヨーロッパ映画だなと思わせる映画だな。ジプシーの少女とフランス人の少年の恋愛がストーリーの中心だが、そこにはフランス国内のロマ民族(ジプシー)の問題が描かれる。そうした問題を下敷きに揺れ動く少年と少女の思いを丁寧に描いて衝撃的なラストが観客の心を打つ。予想できたラストとは言え、悲しい幕切れは心に残った。圧巻だったのはギターの演奏シーン。ギターマスターを演じたチャボロ・シュミット(演技も見事だ!)はギタリストで演奏シーンもライブだったそうだから、すごい迫力だ。終盤のフランス女性、ジプシーセッションの「マヌーシュ・スウィング」が素晴らしすぎる。やっぱり音楽ができるってのは素晴らしい。