どこかで誰かに何かあれば間違いなく現れるホン班長
どこかで誰かに何かあれば間違いなく現れるホン班長 8/28 第七藝術劇場 シネマコリア2005
★★★★
→韓国映画の隠れた名作を紹介するという企画で1999年から名古屋で始まったシネマコリアも今年で7年目。1999年と言えば「シュリ」より前でまだまだマイナーな頃で、昨今のブームに乗った企画ではなく地道に続けられた企画であることがわかる。企画者も偉いが劇場に通い続けたファンもえらい。私は昨年にも参加しているが大変な熱気で韓国映画ファンのパワーに圧倒された。湯布院映画祭も行きたかったのだが、こちらに足が向いてしまった。題名が長いのに吃驚したが第七藝術劇場のスタッフがよどみなく、題名を読み上げていて「すげえ」と思った。韓国映画って直訳なのか変な題名が多くて「テハンノで売春していてバラバラ殺人にあった女子高生、まだテハンノにいる」ってやたらに長い映画もあって第七藝術劇場では早口で三回言えた人に割引を行っていた。。。前振りが長くなりました。市川雷蔵の濡れ髪シリーズを髣髴とさせるような、何でもできるけど経歴は全く謎なホン班長とお嬢様育ちで世間とうまくやるのが下手な歯科医のヘジンとの恋愛を描いたラブコメ。ホン班長は田舎で日当5万ウォンの何でも屋をやっている。班長の意味はよくわからんが自治会長みたいなもんなんだろうか。題名の通りにどこにでも現れるホン班長の変幻自在ぶりが楽しい。不動産斡旋にバイク便、スーパーのレジ打ち、おかもちと涼しい顔でケロリとこなしてしまう。演じるのは「爆裂野球団!」「シングルス」のキム・ジュヒョク。「シングルス」ではちょっと変わった会社員の役だったのでこんなに面白い演技ができる人だと思わなかった。ヘジン役のオム・ジョンファも「シングルス」に出演しているが大きな目をクリクリと動かしてよく表情が変わる、可愛い女優さんです。鈴木砂羽さんに似てる。助手役のキム・ガヨンは「反則王」でソン・ガンホの憧れのOLをやってて印象に残らんかったが本作では見事なコメディリリーフでこちらも愛らしい。ホン班長がかもめに思わず、敬礼してしまうシーンは爆笑もん。
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