コンスタンティン

コンスタンティン
5/4 TOHOシネマズ高槻スクリーン4
★★★
→どうでもいいことだが、一年前のこの日に同じ劇場で「パッション」を見ていたことを思い出した。ちなみにさらに3年前には「花様年華」を見ていた。本当にどうでもいいことだが、ここ数年の5月4日に見た映画の中では一番面白かった。(なんだそりゃ)キアヌ演じる主人公のコンスタンティンは子供の頃から人間に化けた悪魔や天子が見えるという特殊能力を持っていた。が、本人はそれを苦にして自殺を図ったためにカトリック的に罪人になってしまった。それが厭なのでその能力で悪魔祓いをしているのだが、地上における神の代理者であるガブリエル姉さんはいつまでたっても認めてくれない。さらにである。15歳の頃からの30本/日もタバコを吸ってたためにガンで余命いくばくもない。このインケツみたいな男が主人公なので普通の映画にゃ到底ならん。そんな状態になってもタバコはやめんし。一方、銃を握れば百発百中に犯人を殺してしまう女刑事。その百発百中の腕前の故に人を殺しすぎて悩んでいる。これがレイチェル・ワイズコンスタンティンと言い、女刑事と言い、通常の映画のキャラ設定と大きく違っているのが面白い。CGを効果的に使い、世界観の構築に成功している。コンスタンティンの仲間がいい味を出しているのだが、あっさりと死んでしまうのが惜しい。続編よりも先に彼らがチームで活躍を中心に描いたプロローグ部分を映画化して欲しい。注目は「ファーゴ」でスティーヴ・ブシェーミと一緒に犯人役をやったピーター・ストーメアが出てたこと。俺は「アルマゲドン」では彼がやったソ連の宇宙飛行士役(宇宙船をレンチで殴って直してしまう!)が一番面白かった。今回も強烈な怪人を好演。これ、続編もありそうだが、彼も出ますよね?