明後日に開業する京都シネマの内覧式に行って来た。

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☆今日は明後日に開業する京都シネマの内覧式に行ってきました。京都シネマは開館前からプレミアム会員として会員を募集していました。プレミアム会員を対象にした内覧式が行なわれたのです。平日の昼間ということで勤め人の私には厳しい時間帯でしたが、何とか休みが取れました。

烏丸駅から歩いてすぐに京都シネマが入ったCOCON烏丸のビルはある。三階で受付をすませて、館内に入るとそこは人でいっぱいだった。私が思った以上に京都朝日シネマファンは多いのだ。プレミアム会員は名前を刻んでもらえるのだが、名前もズラズラと並んでおり、私も探すのに苦労した。あ、あった。ちなみに本名できざんでおりますので「まぐれのぼる」だの「キネマの星座」はありません。ハンドル名と思われる名前も幾つか見つけました。名前を探していると肩をポン。振り返ると私の師匠筋にあたるおたべさん(http://web.kyoto-inet.or.jp/people/fiesta/friends/cinema/movei.html)ではありませんか。世の中は案外に狭い。

☆映画館内では予告編の上映もあり、「誰も知らない」お父さんのバックドロップ」「みんな誰かの愛しい人」「スーパーサイズミー」などこれからこの映画館で上映される映画の予告を見た。映画館はこじんまりとしててなかなか居心地のよさそうな空間で死ぬほど嬉しい一瞬である。これからこの映画館で映画が見れるのだ。極論から言えば映画はDVDで見れることもできる。しかし映画館で見るからこそ映画は映画なのだ。映画を見るのも好きだが、映画館に行くのも楽しい。そう考えてみるから私は映画館に通い続ける。「映画館以外では映画を見ない」と宣言している重政隆文先生にはかないませんが、私も映画館で映画を見ることにこだわっていきたい。京都シネマはパンフに「日本映画を中心に新しい映画・映像文化を発信していきます」と謳っている。日本映画ファンの私としてはなんとも頼もしい言葉ではないか。期待しちゃうぞ、マジで。

☆京都朝日シネマが無くなってほぼ二年。遂に京都朝日シネマは三条から烏丸へ場所を変えて再スタートをきるのだ。京都朝日シネマ閉館のフィナーレで朝日シネマを運営していた如月社の神谷さんは「必ず、また映画館を始めます」と強くおっしゃられていたことが印象に残っている。この二年の間にも美松が無くなり、(跡地には何か建っていたがもう一つ、何屋さんなのかがわかりにくい)京都イタリア会館も無くなってしまった。京都で見れる映画もぐっと減ってしまった。京極弥生座が奮起してみなみ会館が相変わらずのフル回転で頑張ってるが、やはり京都朝日シネマの喪失は痛かった。私のような映画ファンは大阪にでも見に行くが京都の人はやはり映画を見る機会が減ったと思う。そうした中で新しい映画館の誕生を大いに喜びたい。明後日の初日は満員であろう。私もまたその熱気に酔いたいと思う。


京都朝日シネマフィナーレ

http://diarynote.jp/d/28556/20030130.html

さらば、逝きし小屋(映画館)達よ〜京都朝日シネマ〜
http://diarynote.jp/d/28556/20040801.html

如月社
http://www.kisaragisha.co.jp/

京都シネマ
http://www.kisaragisha.co.jp/kyotocinema/index.html

写真つきの日記は本サイトでやってます。ぜひ、ご覧ください。

http://homepage3.nifty.com/tetorapot/kyotocinema.htm