犬顔家の一族の陰謀〜金田真一耕助之介の事件です。ノート

tetorapot2007-07-22


21日にシアターBRAVA!で「劇団☆新感線2007年夏休みチャンピオン祭り 『犬顔家の一族の陰謀〜金田真一耕助之介の事件です。ノート』 」の夜の部を見てきた。劇団☆新感線の舞台は今年の2月に大阪松竹座で見た「朧の森に棲む鬼」(あ、感想書いてねえや)に続いての鑑賞。前回に引き続き、今回も前列5列目の座席をゲット。やはり舞台は前で見るのに限る。ネタものは真面目に語るもんでもないし、何を書いてもネタばれになるので、感想が非常に書きにくい。だから簡単に。まあ見てのお楽しみってことで

題名のとおり、本作は「犬神家の一族」のパロディ。題名は「犬神家の一族」と「柳生一族の陰謀」も組み合わせてるようで、ポスターにも「陰謀」で使った、背景でギラリと睨む目が使われていたりするのだが、ほとんど関係なし。一箇所だけ、あの「夢でござある!」のパロディがあるが、ウケてたのは私ぐらいだった。他にも「八つ墓村」「オペラ座の怪人」や「ドリームガールズ」や映画のパロディ多数。まあ「犬神家の一族」は最低、見ておいた方がよろしい。(新・旧どっちもね)あの黒に白抜きの明朝体市川崑スタイルをそっくり真似ているのに、まず大ウケした。

ネタは割りとべた。でもそれが小波のように押し寄せてきて、たまにビッグウェーブがドッカンドッカンって感じで爆笑箇所が何箇所があった。橋本じゅんの日替わり物真似(21日夜の部は美空ひばり手塚治虫レイ・チャールズ→森繁 最後で「死んでない」というツッコミでオチ。お祭りマンボで「イメージ 不死鳥!」、畳一面に漫画を描く手塚先生、何故か日本語で歌い狂うレイ・チャールズ。。ここが一番しんどそうだった)、皆が何かに化けて潜んでいる温泉のシーン、木野花、高田聖子、山本カナコのドリームガールズ風味のミュージカルリンチ、そしてあの、湖に逆さに足がにゅっとのシーンでの馬鹿くささが最高に笑えた。ここの馬鹿さは度肝抜かれる。アホです、アホすぎます。

キャストは宮藤官九郎木野花古田新太勝地涼、高田聖子、橋本じゅん粟根まこと池田成志小松和重とめっちゃ豪華。古田と高田の出番がそんなになかったのが少し残念だったが、適度にアドリブで場を引っ掻き回していた。池田成志が何回かマジ笑いしてた。パンフレットも2800円と高いが、原作本付きで出来栄えは秀逸。遊びもここまでやればたいしたもんです。それから、このへんてこな題名ですが、ある秘密が隠されてます。。まあ、くだらんダジャレですけど。そこまでやるかって感じです。

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