12月映画雑感

20世紀少年予告画像(ウソ)


 今年もいよいよ後一ヶ月。師走ですな。師走と聞くだけで妙にあわただしい気分になってしまう私はやはり日本人ですなあ。今年も24日は休日か。。むかつくなー見たい映画いっぱいあるのに、外に出たくない日だ。寒いのも嫌いなんで12月はあまり、いい月じゃないんだけど大晦日だけ何故か好きなんだな。

 11月は17本鑑賞。11月末で165本鑑賞でまあ今年は200本は無理かなあ、と。現在、高槻松竹セントラルで開催中の「次郎長三国志一挙公開」で今年は終わりですな。って昨日は第一部から第四部まで見てきて、今日は第五部、第六部見てきましたが、これやっぱりめちゃくちゃ面白い!12月8日までやるんだし、日本映画好きな人は行っとかなあかんですよ、これ。スクリーンの中でワッショイ!ワッショイ!と暴れ、踊り、笑い、戦う次郎長達を見てるともう映画館全体が祭気分で年忘れにはもってこいです。やっぱりマキノ雅広はすげえ。

 さてさて新作ですが年末と言う事もあり、話題作もわんさか公開。日本映画は秋から好調でその勢いを駆っての年末、正月突入なんで関係者にはいいお正月ですな。

007/カジノロワイアル
→久しぶりにこのシリーズ見よう、という気になった。ダニエル・グレイグがどこまでやれるのか、ちと見たい。

硫黄島からの手紙
→「父親たちの星条旗」と本作は不可分。クリント・イーストウッドがどこまで日本人俳優の持ち味を引き出せたか。加瀬亮がどんな演技なのか、気になる。お、なんかホモみたいな発言だな。

犬神家の一族
→存在自体が日本映画史である市川箟の作品を見逃す勇気はなし。実はオリジナルを最後までしっかり見ていない(そんな日本映画ファンいるのか)ので、劇場で同一監督によるリメイク作を味わうというすごい贅沢を受けられることになった。俺は幸せ者だ。

鉄コン筋クリート
→原作知りません。でもSTUDIO4℃の作品なんで見る。田中泯が声優やるってのもすげえ。

武士の一分
→その名前だけで劇場まで足を運ばせる監督の一人、山田洋次の最新作。才人・木村拓哉をどこまで引き出せたのか、坂東三津五郎がどこまで厭らしい悪役を演じるのか、笹野高史の大抜擢と気になることだらけだ。

パプリカ(みなみ会館
→最も次回作が待ち遠しい監督、今敏の最新作。アニメってのはやっぱり劇場で見ないとな。悪趣味な雰囲気満点なのでめちゃくちゃ期待だ。

かぞくのひけつ第七藝術劇場京都シネマ
桂雀々って演技できんのか、ようわからんが、俺に黒い涙以外の谷村美月ちゃんを見せろ!それだけだ!あ、それから「ごめん」のジャージ夢精の久野雅弘君も楽しみだ!

椿山課長の七日間
→まだ見てへんかったんかいな、終わるぞ、もうと怒られそうですが原作読み返してたんでまだ見れてません。しかし。。父親役が桂小金治ってめちゃくちゃ不安なんですけど。。伊藤美咲もはっきり言ってダイコンだしな。。映画化は嬉しいけどひどい出来栄えだったらどうしよう、、原作ファンの悩みは深い。余貴美子さんが知子やるのはかなり嬉しいのだが。。ええい、今週中に行くぞ!

暗いところで待ち合わせ(みなみ会館
今村昌平の倅、天願大介の最新作。この役、田中麗奈には割りとうってつけだと思うので、期待しとります。

46億年の恋京都シネマ
→一時期に比べたらペースが落ちた三池崇史だが本作も狂ってそうで期待

 こんなもんかねえ。。あと弥生座の「新京極カルト&ミステリー 〜愛と幻想の映画案内〜」を数本見に行く。久しぶりのRCS企画ですな。年末、最後に何を見ようかねえ。。できれば、すっきりとリバイバルヨーロッパ映画で締めたいとこやね。


それから浦沢直樹の「20世紀少年」が映画化で第一部が2008年公開とからしい。ファンとしてはとても嬉しいし、シリーズ化するって発想も、デキたプロデューサーが関わってるんだろう。

うん、日本人ではこうはいくめえ。

まあケンジはシン・ハギョンあたりでいいだろうし、ソン・ガンホにはマルオかゲロヨンあたりをやっていただいてだな、万丈目はやはりチェ・ミンシクが鉄板だな。イ・ムンシクには何やってもらおうかなー悩むな。。イ・ボムスはドンキーだよな、やっぱり。ペ・ドゥナはユキジか。。年がたらんな。。ううむ

あ、もちろん韓国映画ポン・ジュノが映画化するんだよな?

日本映画でやるの?ご冗談でしょ?どうせ昭和を再現するとかで山崎貴あたりが担ぎ出されて緊張感のかけらもない、煮崩れた湯豆腐のような映画になっちゃうよ?韓国映画希望!今の日本映画のレベルじゃ、無理!絶対無理!こんなん苦手やん。「ドラゴンヘッド」で実証済みやん!