飢餓海峡

飢餓海峡 9/3 高槻松竹セントラル(サスペンス傑作選2)
★★★★★<一言>戦後まもない世相にサスペンス、そして人間の業を織り込んだ水上勉の小説を内田吐夢が映画化。小説から左幸子のエピソードを中心に絞り込み、女の執念、そして男の業を描き出した鈴木尚文の脚本が見事。出色は何と言っても老刑事の伴淳三郎。推理を組み立てて、事件を追っていく姿は仕事に生きる男の生き様を見せてくれる。大傑作。