にっぽん戦後史 マダムおんぼろの生活

☆にっぽん戦後史 マダムおんぼろの生活 9/30 京都文化博物館映像ホール
★★★<一言>今村昌平が自分が作ってきた映画の登場人物のモデルのようなおばさんにインタビューするドキュメンタリー。横須賀の米軍を相手に商売する娼婦のおばさんを通じて戦後を語るというつくりになっている。時代のニュース映像をふんだんに使っているので、昭和史が好きな方にはそれだけでもお薦めだが岡山弁のダラダラした、おばさんの語り口調が割りと耳に心地よい。皇太子妃の結婚には文句をつけるが、ベトナム戦争の虐殺の写真見せられても「嘘だ」とか「私は実際に見たものしか信じない」とあっけらかんと否定しまう様が面白い。掘り下げ方はやや不十分で社会性を中途半端に入れてしまい、やや堅苦しいが着眼点は悪くないと思う。創_価_学_会の映像で若き日の”先生”が拝めるのもレア