今後、「純情きらり」について書きません。だから最後に思う存分言わせてください

　「純情きらり」やっぱり味噌屋達彦帰ってきました。しかも無傷で。激戦地で戦ってきたのでしたら、せめて佐清さんマスクあたりをかぶってご帰還いただきたいもんです。私はてっきり佐清さん、じゃなかった達彦さんが帰ってくると聞いたので、味噌屋の権利を巡って親族が殺しあうドラマになって、マスクをかぶった達彦さんが何人も現れて、最後には８人の達彦さんがトーナメントで戦ったりしてですね、毒が「裏返ったあ！」とかやってくれるのかな、と期待してたんですが。。浅野妙子サン、がっかりだぜ。

　このドラマ、やたらに達者な子役が多いのが多分、好評の秘訣なんでしょうが、それがとてもうざい。とってつけた台詞は脚本家がヘボだからでしょうが、演技のうまい子役ってリアリズムが全くないので興醒めだ。子役に必要以上に演技を求めるような脚本を書くようになったら、いさぎよく筆を折った方がいい。というか、折れ。子どもなんてニコニコ笑ってたらいいんです。歌舞伎を見習え！「野に寝たりー山に寝たりー」と叫んでるだけやけど、充分にかわいいやんけ。

　さて今後の展開ですが、激戦地を乗り越えて指を１本失った達彦さんは味噌屋をやめてバッテリー屋を始めるわけですよ。もう音楽もできなくて酒びたりになって酒場の喧嘩で高利貸しと喧嘩して殺してしまう。懲役１２年勤めて帰ってきた達彦さんは、人が違ったように天皇の戦争責任を問う神軍平等兵になってしまい、「ヤマザキ！天皇を撃て！」とか叫んで天皇に向かってパチンコを打って一躍有名人になる。某有名監督が目をつけ、彼のドキュメンタリーが作られることになる。。

　って宮崎あおい出てこないじゃん！

　老けメイクの達彦さんが「何を貴様！」と馬乗りになって爺さんをしばくなんて楽しそうだ。もちろん役者は柄本明あたりを使ってだな、最後には水野晴郎あたりに「やっぱり戦争はやっちゃいけないんだよねえ」とか言ってもらいましょう。にわか金持ちになった杉冬吾ももう１回ぐらい逆転がありそうなので、ここはやっぱり帝銀事件の嫌疑をかけられて（画家だし）死刑判決を受けてもらおう。そして笛子姉ちゃんには裁判所前で泣いてもらおう。杏子姉ちゃんは「国の始まりが大和なら、助平のはじまり」である小平義雄に以下ｒｙ

　しかし、俺もよく見てるな、このドラマ。。これほどツッコミやすいドラマないね。そのうちファンに殴られそうな気がするからもう辞めます。ただ、せっかく宮崎あおい、西島秀俊、寺島しのぶを揃えてこの出来栄え。。上等な料理に蜂蜜をブチまけるがごとき思想！！つくづくドラマは脚本だと思った。脚本がへぼいと宮崎あおいまでもがうざく見える。。出てる人も楽しくないだろう。徳井優、ブラザートム、劇団ひとりぐらいじゃないか？楽しんでるのは。

あーもうこのへんにしときます。芋たこなんきん、楽しみ。NHK大阪は昨年の「風のハルカ」もよかったので期待大です。

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