スーパースター カム・サヨン

■スーパースター　カム・サヨン　１２／１０　リサイタルホール（韓国エンタテインメント映画祭2005　in　大阪）
★★★★
→かなり面白かった。韓国プロ野球が誕生した頃に実在した弱小チームの選手を主人公にしたベース・ボール・ムービー。

　このチームが楽天なんか問題にならないぐらいに弱い。主人公のカム・サヨンはサラリーマンだったが、野球の夢が棄てきれずにできたばかりの球団のテストを受けて投手になる。しかしチームに左投手がいないので左利きの彼が選ばれたというのが本当のところで、出番は専ら敗戦処理であった。。　実在の三美スーパースターズは本当に弱いチームで一年目、勝率が1割ぐらいしかなかった。

　ドラマは今ひとつだが、試合のシーンに見ごたえがある。ベース･ボール・ムービーは試合の臨場感が出せばOKなので、これでいいと思う。主演は「ひとまず走れ！」の刑事役から「オー！ブラザーズ」の見た目はオッサンなのに中身は子どもな不可思議な役柄と何でもこなす技巧派イ・ボムスだが、好きでたまらない野球に夢をかけ続ける若者を気持ちよく演じている。うまいです。

　なお映画の中で出てくるペク・インチョンは大昔、日ハムで活躍した白仁天のことです。

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