東京ゾンビ

東京ゾンビ 12/24 みなみ会館

→「極道恐怖大劇場 牛頭」の佐藤佐吉監督作品。俺はこの作品が大好きなのでその佐吉が監督するこの作品にも期待をしていた。が、気持ちいいくらいに裏切ってくれてなんで俺はクリスマスイブ、という世間の殿方が朝からハメ狂ってる日になんでこんなの見てるのか、と暗澹たる気分になった。

 まあそれはさておき。。本作の欠点は明確である。それは佐吉の演出力。脚本はよくできてると思うんだわ。子供だったフジオが成長していくというところにテーマをおいたのもうまいと思う。でも演出がもう駄目で住谷正樹さんの真似してる奴の腹みたいにだるだるなんである。(素人があの格好してももうひとつ笑いが取れんのはあの格好は相当、肉体を鍛えないとできない)

 それから画面がめちゃくちゃに汚い。ぼんやりとしてて粒子が粗い。テレビで見たら気にならんのだがスクリーンで見るとかなり目立つ。もう少し気を配って欲しい。

 浅野忠信哀川翔は初共演とは思えないぐらいに(ホンマか?)息があった演技を披露するが重要な役割であるはずのヨウコ役の奥田恵梨華が全くふるわん。古田新太曽根晴美は儲け役で映画のアクセントにはなっているが、それ以上のもんにはなっておらん。思わず、ため息がでるわ。ゾンビと戦うコロシアムは面白いアイディアだが工夫が足らん。大金持ちのババアどもは韓流マダムを意識してて笑えましたが。それから翔さんのハゲズラは思ったよりも似合う