]続々大番 怒涛編

☆続々大番　怒涛編　９／２５　高槻松竹セントラル（特集上映人生名画劇場）
★★
→シリーズ三作目。このシリーズは舞台が昭和初期からのスタートで、本作では戦時下のグーちゃんを描いている。暗い世相を反映してか株式相場も冷え込んでいる状態でギューちゃんは一度も兜町に登場しない。最後に少し北浜で相場を張るところが出てくるが舞台は故郷の宇和島と大阪である。ギューちゃんもヤミ商売をやってるなど全く冴えないし、あまり見せ場がない。ヤミ商売の親玉に山茶花究が登場したり、藤木悠が出るもあんまり活躍はなし。ただ、それでも充分に加東大介と淡島千景のやり取りなんかの面白さで映画を飽きさせないものにしてるのは千葉泰樹の力量によるものだろう。