大阪松竹座「夢の仲蔵千本桜」

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13日は大阪松竹座松本幸四郎市川染五郎親子の「夢の仲蔵千本桜」を見てきて14日には京都市民寄席と今週はなかなか贅沢な1週間でございました。「今日は帝劇、明日は三越」じゃねえですが、「今日は歌舞伎、明日は寄席、明後日は舞台」という生活に憧れております。まあこういうのは東京が本場なんでしょうが関西もまだまだ大きな町ですしね。歌舞伎は久しぶりでございましたが、「夢の仲蔵」面白かったです。「義経千本桜」をベースに江戸時代に活躍した中村仲蔵の一代記を織り交ぜて描いています。ただベースになっている「義経千本桜」について知っていたらもっと楽しめたと思います。落語は歌舞伎を題材にしたものが多くて、(狐忠信をパロディ化した「猫の忠信」という落語もある)それで「義経千本桜」のストーリーはあらましわかってたんですがそれでもわからないところが多かった。まあ歌舞伎を見に来るような人は年かさな方が多いし、みんな「義経千本桜」ぐらいは当然知っている人ばかりでしょうしね。それにしたって、狐忠信役で舞台上ばかりか客席までビュンビュン跳びまくっていた染五郎もかっこよかったし、見に行ってよかったです。帰りに法善寺横丁の「夫婦善哉」に寄ってみましたが、ただの狭いぜんざいやさんで拍子抜けしました。あれは映画の話やね。