ジェイル・ブレーカー ６／２８ ホクテン座１ 韓国映画セレクション２００５

ジェイル・ブレーカー　６／２８　ホクテン座１　韓国映画セレクション２００５
★★★★
→まさか二本立てとは思わずに「ライターをつけろ」だけ見て帰ろうと思っていたが、この劇場は入れ替えなし。二本も見るとは思ってなかったので、腹もすいていたが（夕方だった）やっぱり見ることにした。本当に見といてよかった。脱獄をテーマにしたドアクションコメディで二時間近くあるのに長さを感じさせないつくりでたっぷりに楽しんでしまった。スティーヴ・マックイーンの「大脱走」と中島貞夫の大傑作「脱獄・広島殺人囚」「暴動島根刑務所」からネタを取っている。大阪芸大の学生でもない韓国の監督がどこでこの作品を見ているかは謎だが、おそらく新世界の映画館で見たんだろう。新世界東映の看板は「県警対組織暴力」の菅原文太と「暴動島根刑務所」の松方弘樹が描いてあるのだ。これは重要ですよ。知ってたら自慢できます！（できるか）「シルミド」でシリアスな演技を見せたソル・ギョングのハイテンションな演技も見もの。脱走してから自分たちが特赦で出られることがわかって刑務所に「俺の人生をどうしてくれるんだ！」とマジギレしてねじこむシーンが大爆笑。チャ・スンウォンが大真面目に脱獄に全てをかけるズレた男を熱演してて笑いを誘う。

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