タイガー&ドラゴン

落語は大好きで中学生時代に本気で落語家を志したわたし。密かにこのドラマも毎週、ドキをむねむねしながらも見てるわけですが今回もなかなか面白かった。西田敏行のモデルは柳家小さんだな。大師匠なのに人情噺はあまり手がけなかったところとか弟子の面倒見がいいとかなんざあが似てますな。まあ、それに先代の三遊亭金馬がちと混じってるようにも見えますが宮藤官九郎がそこまでの落語好きかどうかはわかんねえ。落語ファンの妄想です。妄想ついでに言うと小日向文世のモデルは三遊亭圓生でしょう。正統派の堅物ぶりがそっくりで林家三平が大嫌いでした。小さんが若手落語家の経済事情を考えて真打ちを増やしたことに反発して遂には晩年に落語家協会を脱退しています。今回、印象に残ったのは「てめえみたいに人情噺が笑える噺より上だと思ってる奴がいるから、師匠は人情噺やんねえだよ!」という台詞で人情噺=泣ける映画、笑える噺=コメディと置き換えれば日本映画の現状と全く一緒ですな。なお「猫の皿」ですが関西ではない噺なので(多分)ほとんど知らん噺でした。他のはみんな知ってんだけどな。。東京落語はテレビ中継の入ったホール落語しか知らねえんで、寄席でしかやらねえ小噺は意外にわからん。高田文夫先生が超楽しそうでした。同じく玉置図書館といわれるほどに落語関係の本を持ってる玉置宏さんも出してあげて欲しい。