キングダム・オブ・ヘブン 5/21 TOHOシネマズ高槻スクリーン8

キングダム・オブ・ヘブン
5/21 TOHOシネマズ高槻スクリーン8
★★★★
→十字軍の映画。主演はオーランド・ブルームで監督はリドリー・スコット。「グラディエーター」みたいな雰囲気で中世を雄大に描いている。世界史を勉強した人ならばイスラムの勇者サラディンの名前ぐらいは聞き覚えがあると思うが、この映画の主人公であるバリアンとエルサレムの攻防戦は知らなかった。歴史上から見ても十字軍はキリスト教から起こしたものでこの映画でもテンプル騎士団をはじめとしてキリスト教信者はあんまり人格者ではなく、サラディンが大変にかっこよくかかれている。バリアンも熱心な信者じゃないしね。画面全体から湧き出るような熱気に酔いしれた。リドリーの映画にはずれはないですね。サラディンを演じたシリアの名優、ハッサン・マスードがいい。それからジェレミー・アイアンズの男くささに新人のくらくらくるようなまなざしを持つエヴァ・グリーンもいいです。病気の王をやっているのがエドワード・ノートンだということはパンフ読むまで気づかなかったよ。ネットでは字幕改善運動が起こっているが字幕はまたまた戸田奈津子女史。本当に何とかならんのか?