インファナル・アフェア 終極無間

インファナル・アフェア 終極無間 4/17 TOHOシネマズ高槻スクリーン7
★★★
→決してつまらない作品ではないのだが、シリーズ三部作の中ではやはり見劣りしてしまう。一作目と二作目で描ききれなかった部分を描いているのだが、特に目新しい新発見があったわけではない。アンディ・ラウトニー・レオンケリー・チャンに加えてチェン・ダオミン、レオン・ライまで登場(また彼らが一堂に会するシーンある)という万漢全席な映画になっていてそれはそれで美味であるがね。新しい登場人物であるレオン・ライの正体がキーになるのだが、それほどに重要な役柄ならば一作目で少しぐらいは匂わせておらねばならず、とってつけたような登場人物としか見えない。「仁義なき戦い 完結編」の市岡輝吉(松方弘樹)と同じですな。それからケリー・チャントニー・レオンの逢瀬は矛盾も多いし、どうしてもいる場面ではないと思う。キョンの活躍は嬉しかったけどねえ。それでもシリーズを通してみてきた人には楽しめると思うので、興味ある人は見ましょう、見ましょう。