2005-04-25 くのいち忍法 日本映画 短評 200411 ☆くのいち忍法 11/3 シネ・ヌーヴォ ★★★ →中島貞夫監督のデビュー作。デビュー作からこんな作品を撮っているのだ。当時からやはり、この監督は注目株だったのだと思う。脚本は東大時代の親友の倉本聰。後に東映のひそかなドル箱になるエロ時代劇のはしりにもなった作品でテンポよく、エロを交えたドラマが軽快に繰り広げられていく様子は心地よい。序盤に死んでしまう真田雪村と猿飛佐助の幽霊が狂言回しを演じている工夫も楽しい。「忍法露がらし」には大笑いしてしまった。ラストの野川由美子の不気味な笑みが印象的。