土曜日。風邪がまた残ってるんですがのそのそと映画を見に行く。ケビン・スペイシーの「ビヨンドtheシー 夢見るように歌えば」とドリームワークスの「シャーク・テイル」をMOVIX京都で見る。MOVIX京都のユニホームが黄色と黒のチェック柄から灰色一色に変わっていた。前のほうがかわいくてよかった。「ビヨンドtheシー」はケビン・スペイシーが主演、製作、監督を勤めた意欲作。歌手のボビー・ダーリンの伝記映画です。洋楽の知識がナッシングな私でも聞き覚えのある、有名な歌手です。(多分)ケビン・スペイシーの熱演が素晴らしく、彼のファンなら気に入ると思う。歌は吹き替えなしで全部彼がやったってのがすごいですね。「シャーク・テイル」の方はもう幾度目かになるかを数えるのが面倒くさいほどのいつものディズニー・ピクサスグループVSドリームワークスアニメーションの対決。「ファインディング・ニモ」のヒットを受けてこちらも魚もんだと「シャーク・テイル」とわかりやすくて結構です。監督は「シュレック」のヴィッキー・ジェンソンですので、はずれはありません。充分に面白いです。ただ、「Mr.インクレディブル」みたいな感動はないんですな。話の面白さよりもウィル・スミス、ジャック・ブラックロバート・デ・ニーロのキャラの面白さで引っ張ってる。「シュレック」がストーリーの意外性でひっくり返してるのに引き換え、オーソドッグスすぎる。魚の顔も声優やってる俳優さんにそっくりだしね。マーティン・スコセッシの魚の顔なんて爆笑もんです。ウィル・スミスもそっくりなんですが、ワンナイの轟さん(宮迫博之がやってるアレね)にも似てるぜ。米国アニメ界もピクサスも独立しましたし、これからはディズニー、ピクサス、ドリームワークスの三つ巴の戦いになるんですねー。僕はピクサスが勝つと思います!

ビヨンド・ザ・シー~伝説のボビー・ダーリン(CCCD)

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シャーク・テイル~モーション・ピクチャー・サウンドトラック~

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日曜日
昨晩は高校時代の友人に二年ぶりに再会。久しぶりに話が大いにはずんだのだが、風邪をこじらしており、翌朝にやはり悪化。おとなしく家でビデオを見ていた。「ゴッドファーザー」「ゴッドファーザーpart2」を見る。「Part2」は三時間もあったので今まで敬遠していたのだが、びっくりするような作品だった。よくもこんな暗い作品がヒットしたもんだ。前作は抗争劇の連続であったが、今作はマフィア組織の腹の探りあいとファミリーの離散を描いていてあの悲惨すぎるラストに驚愕した。アル・パチーノはもちろんのことだが前作では目立った活躍のなかった、トム・ヘイゲンを演じたロバート・デュバルが素晴らしい。ラストのフランクへの通告が印象に残る。アクセントとして要所、要所にはさみこまれる、ドン・ビト・コルレオーネの半生を描く部分が爽快でいい。

ゴッドファーザー PART II [DVD]

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