夢見るように

星による評価はあくまでも目安。5つ星で評価しとります。大体が星4つから2つまでの範囲です

★★★★★・・・映画ファンならば必ず見るべし

★★★★・・・・ぜひ見ておきたい作品

★★★・・・・・映画館で見ても損はなし。ここまでは標準

★★・・・・・・時間がないならスルーでもOK

・・・・・・・金払う価値なんてない

星なし・・・選外。フィルムの汚れは映画とは認めない。



☆・・・旧作(関西において本年以前に公開された映画)

■・・・二回見た作品

ビヨンドtheシー 夢見るように歌えば

ビヨンドtheシー 夢見るように歌えば 3/5  MOVIX京都シアター2
★★★★★
→今年は伝記映画が多かったがこれが一番よかった。ショービジネス界で大活躍した天才エンターティナーだったボビー・ダーリンの生涯を描いた映画である。ボビー・ダーリンのことは知らなかった私が感動したのはこれをケビン・スペイシーが自ら演じ、監督し、製作したということであった。ケビンはこの映画を10年以上前から準備し、歌うシーンも吹き替えなしで演じた。そこまで情熱をかけてこの映画を撮った理由、その理由を彼は映画の中で語っている。ラストで彼は「人生は終わってもその姿は人の心に残り続ける。エンターティナーはそういう素晴らしい商売なのだ」と自分の俳優としての自負とそして今もなお、人々の記憶の中で輝いている先人への憧れをそこで描いてみせる。そのシーンに胸を激しく打たれた。伝記映画というのは何か。その人の生涯をたどり、「この人はすごい」と観客に伝えることか。もちろん、それも大事ではあるがそれよりも先人から何を学ぶかということである。俳優であるケビンがなぜこの映画を監督したのか、そうした意気込みがまざまざと伝わってきた。それだけでも充分である。作品はもちろん素晴らしい。黄色のスーツを着て女をナンパするシーンは少々キツいものがあったが、ミュージカル風味にテンポよくストーリーを進めており、気持ちよく見られた。主人公の心の動きがきっちりと描かれており、飽きずに見ることができる。妻を演じたケイト・ボスワースやマネージャー役のジョン・グッドマンも花を添えている。ケビン・スペイシーファンはぜひ押さえておくべき作品です。

ビヨンド・ザ・シー~伝説のボビー・ダーリン(CCCD)

ビヨンド・ザ・シー~伝説のボビー・ダーリン(CCCD)

シャーク・テイル(字幕版)

シャーク・テイル(字幕版) 3/5 MOVIX京都シアター2
★★★
→同じアニメーションでも、練り上げた脚本で大人をもうならせるピクサーに比べるとドリームワークスはキャスト、というか声優の力量とパロディと工夫で楽しませてくれる。比べるとピクサーの勝ちなんだが「シュレック」「シュレック2」もこの「シャーク・テイル」もやっぱり面白い。マフィアのボスを貫禄と茶目っ気たっぷりに演じたロバート・デ・ニーロ、能天気なぼんくら息子のジャック・ブラック計算高いマーティン・スコセッシとも俳優がたっぷり楽しんでしまってるのがよくわかる。ストーリーには深みはありませんけど楽しいんでオッケーです。

シャーク・テイル 完全ガイドブック

シャーク・テイル 完全ガイドブック

シャーク・テイル~モーション・ピクチャー・サウンドトラック~

シャーク・テイル~モーション・ピクチャー・サウンドトラック~

Ray/レイ

Ray/レイ 3/8 TOHOシネマズ高槻スクリーン6
★★★
→2005年の前半はもう伝記物ばっかりだったが「レイ」はその代表作。ソウルの神様と言われたレイ・チャールズの人生をジェイミー・フォックスが演じる。音楽は例によって詳しくないので、レイ・チャールズのこともよく知らなかったがそれでも充分に楽しめた。主演のジェイミー・フォックスの演技が素晴らしい。今が最も輝いている時期でクリント・イーストウッドレオナルド・ディカプリオといった強豪を押しのけてアカデミー主演男優賞をさらった。栄光だけでなく、麻薬中毒であったことやかなり派手だった女性関係やスタッフの内紛なども忌憚なく描いているのがこの映画にリアリティをつけている。監督は「ブルーフ・オブ・ライフ」のテイラー・ハックフォード

Ray / レイ [DVD]

Ray / レイ [DVD]

私生活をセキ・ラ・ラに書いてしまうと。。

 なんだかんだ言ってもやっぱりからだは資本なんである。風邪がなかなか治らない。先々週の金曜日から引き込んでいまだ完治せず休むには至らないが、ぐずぐずとひいてる感じで常に頭が重い。こんな調子なのでジムにもプールにも行けない。仕事が終わるとまっすぐに家に帰る。数年前に録画した私の青空2002」のビデオを見る。私があまりビデオを見ない理由の一つに見ている間、手持ち無沙汰になるからというのがある。なんか時間が勿体無いような気がするのだ。腹筋してたりとかした時期もあったが、どうも本格的に見ながら何かをし始めるとそちらに気が移って映画はもうどうでもよくなってくる。元々じっとしてるのが苦手な性質である。ちなみに私が日本映画が好きになった理由の一つに日本映画は字幕を見なくてもいいので、何かしながら見てられるのもあった。(あくまで映画を見始めた時期ではあるが)ということで腹筋もせず、煎餅やいよかんちゃんに手が伸びるのである動かない上にカロリー摂取過多。。どうなるかおわかりですね。風呂に水がたまる理屈と同じです、ふろのね。

 ただでさえ秋から年末にかけてもう書くのも面倒くさい、うだうだごとがあってストレス太りしてしまって今年は何とかしなきゃ、と思った矢先にこれで。。もう怖くて体重計にも乗れない。。二ヶ月ぶりにお逢いした方に「ずいぶんお肉がついたねー」なんか言われてしまいますた。。体調が悪いからか、左足のくるぶしの調子が悪い。少し引きずるように歩いている。近頃、調子のよかった目も痛い。のども痛い。朝もすっきり起きれない。そして勃起しなくなりますた。ヤバイ、本当にヤバイ。もう映画の感想なんか書いてる場合じゃないんです。仕事場で嘱託と冷戦状態になってる場合じゃないんです。どうしましょう。実話なのでオチはありません!

私の青空2002 DVD-BOX(4枚組)

私の青空2002 DVD-BOX(4枚組)

待っててください!よん様

桜玉吉御緩漫玉日記2巻を買う。元々、自分の身近にいる人をいらいたおして、返り血どっぺり浴びて自分もついでに傷つけて、欝になって寝込んでしまうというパターンで漫画描いてた人ですが、このシリーズはひたすらに自分を傷つけてその快感にへらへら笑い倒して一般観客ドン引きのまま、後方で無責任にへらへら笑ってる人にピースを送ると言うわけのわからん作品になっている。

 昔、つかこうへいの舞台で「寝盗られ宗介」ってのがあった。(映画にもなっている)舞台の座長が看板女優にである嫁さんにいい芝居させるために劇団員との不倫を許しちゃうっての。彼女は常に恋をしてないといい芝居ができないのだ。劇団員と駆け落ちしちゃうけどすぐに帰ってきてしまう。座長が彼女を許し、不倫相手の劇団員にはお金を積んで田舎に帰らせる。。桜玉吉の中には、いや奥村勝彦か、野沢朗、いや野澤朗さんと玉さんがいる状態で座長の野澤さんが看板女優の玉さんを操って一人「寝盗られ宗介」をやってるように見える。本人、相当にキツイと思いますが。2巻はトク子が出てこないし、所謂、脱線したストーリーばっかで自分の寝ぼけたときの恥ずかしい癖まで披露。こんなん、よう書くわ。読んでる方が恥ずかしいわ。はじめ脳内彼女とか書いてた白鳥さんはいつのまにか実在の人物のようになってますがこの人のことだし、本当にいるのかわかりません。ポン子(防衛漫玉日記)はいなかったし。奥村勝彦名義で描いた「よん様の誘惑」が最高に面白かったです。絵柄も完全に変わりました。映画化は確実に無くなりましたな。まあ「サイドウェイ」のアレクサンダー・ペインが密かに読んでたらわかりませんが。こんなん好きそうだし。どっちにしても長く続きません!次の巻で終わりだと思います。漫玉、もうコミックビームの看板じゃねえしな。。実はこのシリーズ、大好きなんです。人に言うと変な人だと言われるので言いませんでしたが、これほど身に染む漫画はございません!

御緩漫玉日記 (2) (ビームコミックス)

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御緩漫玉日記 (1) (Beam comix)

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読もう!コミックビーム (Beam comix)

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寝盗られ宗介 [DVD]

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サイドウェイ〈特別編〉 [DVD]

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