毎度おなじみの高槻松竹セントラル情報です

今週末から高槻松竹セントラルで「サスペンス傑作選3」がスタート。もうここの映画をチェックしとけば、今の日本映画をスルーしても余りあるほど豊かな映画ライフがおくれることはもう幾度も書いておりますが、本特集も粒揃いでございます。サスペンス傑作選は1も「首」とか「事件」が入っててすごかったんですが、のラインナップが本当にすごかった。そして3も素晴らしい。一番の注目は昨年末に亡くなった岸田今日子の代表作の一本である「」と市川崑翁の官能メロドラマ「」の二本立てですな!これはぜひお薦めしたい。上映日は1月29日(月)、2月3日(土)、2月14日(水)である。私も明日見に行く。

 深作欣二の傑作アクション「暴走パニック 大激突」「資金源強奪」も棄てがたい。深作が最も忙しかった時にやけくそみたいな勢いで作った映画でスクリーンでその勢いに圧倒されたい。二本ともビデオでしか見てないのでこれは楽しみだ。

 成瀬巳喜男の「ミスティックリバー」である「女の中にいる他人」、増村保造節大全開の「妻二人」、埋もれたサスペンスの名手須川栄三の「野獣死すべし」「野獣狩り」、時代を突破した、岡本喜八の才気を十分に味わえる「殺人狂時代」「100発100中」、江戸川乱歩の映像化に巨匠が本気に挑んだ奇跡がたどれる「死の十字路」「江戸川乱歩の陰獣」、社会派サスペンスの系譜「日本列島」「真昼の暗黒」と実に魅力的なラインナップが続く。惜しむらくは旅行のために期間中の土日が全部埋もれることで、実に悔しい。。いずれも「映画は時代を超える」ということを観客に感じさせる傑作である。

日本映画ファンを名乗る、関西在住の諸兄諸姉な皆々様方よ!

ビデオでいつか借りるなどと言わずに今すぐ、劇場に走れ!

またとない機会であるぞ!

(おお、ちと蓮見重彦っぽいな)