11月映画雑感

 10月は自己最多の月間鑑賞本数31本でございます。ようやく、エンジンがかかってきたというかDVD無間地獄からの脱出でございましょうか。せっせと映画見ております。先日、書きましたが10月末で今年は148本鑑賞。200本の目も見えてきましたが、まあ見れたら見るような感じで。今年はシネ・ヌーヴォも年末恒例の日本映画特集をやらなさそうだし、(年末は「悲しき天使」のロードショーらしい。この作品で年越しか。他にないんか)のんびり過ごします。

 さて今月見たい映画ですが。。10月はぎょうさん見ましたが特集上映やリバイバルばっかりなので新作はあんまり見てない。見たい作品をざっと挙げるとですな。。

フラガール(TOHOシネマズ高槻、京都シネマ
→まだ上映してるんか、と思うほどのロングラン。そろそろ見にいかんと。。

地下鉄(メトロ)に乗って(TOHOシネマズ高槻、MOVIX京都)
→「ALWAYS 三丁目の夕日」の二番煎じのような印象があるけど、浅田次郎の原作だし、篠原哲雄の作品だし、気持ちよく泣けるでしょう

父親たちの星条旗(TOHOシネマズ高槻、MOVIX京都)
→見に行った人の評判が芳しくないのですが、クリント・イーストウッドの映画を見逃す勇気はございません。

ただ、君を愛してる(MOVIX京都)
→つまらん映画と思うよ。でも予告の宮崎あおいが可愛すぎる!行かなしゃあない!

トンマッコルへようこそ(MOVIX京都)
→予告編をくさるほど見たせいか、期待大な作品。カン・ヘジョンがかわいい。

ナチョ・リブレ 覆面の神様(TOHOシネマズ二条)
→早く行かないとすぐ終わるぞ・・この手の映画は

青春☆金属バット京都シネマ
→予告編を見る感じでは割とよさげ。おそろしく駄目な人々の映画は親近感がわくので興味あり。

トゥモロー・ワールド(TOHOシネマズ高槻、MOVIX京都)
→近未来ものでしかも人が殺し合うような暗い未来を描いた映画は結構好きだ。

椿山課長の七日間(TOHOシネマズ高槻、MOVIX京都)
浅田次郎原作の映画化。映画化して欲しい作品だったので、これは見に行く。

SAW3(TOHOシネマズ高槻)
→1も2も見た。最後まで付き合うぜ!

新作はこんなもんか。あとはリバイバルではみなみ会館の「ヨコハマメリー」、滋賀会館シネマホールの「時をかける少女」はもう一度見たいな。それから京都文化博物館映像ホールの「緋牡丹博徒・お竜参上」も見たい。特集上映では我が故郷・高槻松竹セントラルでの「不滅の時代劇傑作選5」に「大阪ヨーロッパ映画

 う〜む。。今年も200本行けそうだな。。昨日、「手紙」を見たので今年149本。それより感想書けよ、という感じですが。もうリアルタイムでの更新はほぼ諦めました。よっぽどいいのはすぐに書くようにしたいんですが。

 11月公開では「手紙」と「ありがとう」は外せませんな。「手紙」は加害者の親族のドラマを通じて、現実社会をまざまざと描き出す。フィクションの強さを思い知らされた作品で贖罪をテーマにした力作。主人公への差別を醜く描くことなく、しっかり考えさせるドラマ作りをしている。沢尻エリカが圧倒的によくて、杉浦直樹がきっちりとしめる。「ありがとう」は阪神大震災から復興する男をストレートに描いた。こちらはノンフィクションだが、地震を臨場感たっぷりに描き出し、観客に震災の記憶を思い出させ、ドラマに深みを加えている。赤井英和主演でテーマがややクサいなので敬遠するナウなヤングもいらっしゃると思うが、これは必見です。まっすぐ投げ込んでくる剛速球な映画なんで、素直に圧倒されてください。それほどのパワーを持った作品です。