ブロークン・フラワーズ 

ブロークン・フラワーズ 5/6 京都シネマ
★★
→CUTとか読んで喜んでるような輩が好きそうな映画なのであんまり興味はわかなかったが、なんとなく見に行ってしまった。監督はジム・ジャームッシュ。前に見た「コーヒー&シガレッツ」がもう一つだったので、どうかなと思ったが割りと楽しめた。ただテンポがのろいので、前半は少ししんどかったが、だんだん慣れてきて後半はそのテンポが心地よくなってきた。爆笑する映画ではなくて、ところどころでクスクス笑ってしまうような映画で館内はあちこちで小さな笑いが起こっていた。

 彼が知らない子どもの存在を告げる差出人不明のピンクの封筒に入った手紙がビル・マーレイのもとに届く。困惑するビルを尻目に隣人のジェフリー・ライトは心当たりの女性の住所まで調べて、旅行の手配もしてしまう。このビルとジェフリーのやり取りがいい。ジェフリーのおせっかいも面白いが、困惑しながらも旅行に出かけてしまうビルも面白い。困惑してちょこんとソファーに腰掛けている様がなんとも面白い。しかもジャージだし。若い女はまだ気になるようで受付嬢の太ももをちらちら見ているシーンもあるし、その受付嬢に花束を突っ返されて困惑してる様が笑えた。ジェフリー・ライトは「シリアナ」で敏腕の弁護士をやっていたが、こういう軽い役の方が似合っていると思う。「シャフト」の悪役もよかったけどね。

 音楽がよかった。予告でも使われていたエンディングもよかったが、ビルが車の中で聞くエチオピアの音楽がいい。賑やかなようでどこかうら寂しい感じが胸に響く。

 共演の女優もそれぞれに個性があって面白かった。現状にはどこか満足してないようでビルとの再会も皆、受け取り方が違う。ジェシカ・ラングも久しぶりに見たが綺麗だったねえ。シャロン・ストーンの娘が素っ裸で出てくるシーンはびっくりした。それから、ラストに出てくる車の男はビルの実の息子だそうです。

映画「ブロークン・フラワーズ」オリジナル・サウンドトラック

映画「ブロークン・フラワーズ」オリジナル・サウンドトラック

  • アーティスト: サントラ,オックスフォード・カメラータ,ザ・グリーンホーンズ・ウィズ・ホリー・ゴライトリー,ザ・テナーズ,マーヴィン・ゲイ,ブライアン・ジョーンズタウン・マサカー,ホリー・ゴライトリー,デング・フィーバー,ザ・グリーンホーンズ,ムラトゥ・アスタトゥケ,スリープ
  • 出版社/メーカー: ユニバーサル ミュージック クラシック
  • 発売日: 2006/04/05
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