確実に言えるのは昔の方がキネ旬は面白かった

最近、古いキネマ旬報を読むのが数少ない楽しみになっておるのだが、昔は読者の手紙って住所も名前も全部公開だったのね。。すげえわ。1976年の4月下旬号を読んでいたら、読者コーナーに大高宏雄という名前を発見。この人ってやっぱ「大高宏雄のファイト・シネクラブ」の大高さんなんだろうか。投稿してた雑誌に連載を持つってあなた、趣味人にとっての夢じゃないですか。ヒルズに事務所持つよりもすごいことですよ!

 昔のキネ旬はすごい。竹中労が「日本映画縦断」を連載したり、早乙女貢菅原文太が「『ル・ジタン』とフランス犯罪映画のエスプリについて」(さっぱりわかりません)というテーマで対談したり、落合恵子中山千夏の愛人だった矢崎泰久が「シネマ・プラクティス」というコーナーを持ってたり、また、このコーナーがキネ旬読者賞を取ったことに竹中労が激怒して「キネ旬の読者の見識を疑う!」と書いちゃったり、「暴走パニック・大激突」を松田政男石上三登志が批評してたり、と昔の映画ファンは随分濃ゆかったんですねえとしか言いようがない。でもすげえ面白いっす。

仁義なき映画列伝

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映画ビジネス最前線―新たなる挑戦!GAGA (CINEMAビジネスはお好き?シリーズ 会社編)

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