犬山まで行って来た。

　1月7日、8日と犬山まで友人4人で旅行してきました。前日から冷え込みがひどく、各地で大雪の情報が流れる中の出発。家を出たときには既に雪が降っていた。名古屋は大丈夫かもしれないが、関ヶ原で電車が止まってたら厭だな。。と考えながら京都駅に向かった。

　幸い、新幹線は10分ほどの遅れで無事、名古屋に到着。そして名古屋は前日まで降っていた雪がやんで冬晴れのさわやかな天気でした。ああ、よかった。雪の日の旅行なんてシャレならん。しかし手元に持ってきた傘、名古屋でも降ってるやろと持参したのですがこれが全くの無用の長物に。どこかに棄てて行ったろか、500円で買った傘やし、と思うも貧乏性の悲しさで2日間、私は快晴の中、邪魔っけな傘を持ち歩く羽目になったのでした。

　名古屋駅から地下鉄で10分ほどで大須。思ったよりも混んでいる名古屋地下鉄。初乗りが200円と京都地下鉄並みである。大須観音に参拝して大須の町をぶらぶら。コメ兵という妙な名前の店があちらこちらにある。ここはディスカウントショップであるらしい。オサレ服を売ってるが、おばさんの姿もチラホラ。恐ろしくショボイからくり人形を見て失笑してると時間も11時になったので昼飯を食べることにした。京都から名古屋までは新幹線で30分。まだまだ時間はたっぷりある。

　昼食は味噌カツの老舗、矢場とん本店でいただく。愉快な豚のイラストがお迎えだ。

妙に無表情なのが気に入った。

中に入るとプロ野球選手のユニフォームがあちこちに飾られていて、また豚イラストの暖簾に椅子まで豚のイラストをかたどっている。わらじとんかつ1,575円なり。しっかりと味付けされており、舌鼓を打つ。豚のイラストがあんまり面白いのでハンドタオル、携帯ストラップを買ってしまう。900円なり。

　

店を出ると名鉄で一路、犬山へ。目指すは明治村。明治村に行くには明治村の入村料に電車、バス往復切符がついた、大変お得なびっくりクーポンというのがある。今年の2月末で無くなるからか、ほとんど宣伝を行ってない。駅の窓口で申し出て、購入する。

　1時半ぐらいに明治村に到着。明治村はとにかくでかい。東京ドーム何個分（どうして広さを表すときいつもビックエッグを引き合いに出すのか）という大きさである。3時間もあれば大丈夫かと思ったが、結局はあんまり見られなかった。いくつかの展示がを回って、市電とSLを乗り継いで帝国ホテル中央玄関を見に行ったらもう終わりである。印象深かったのは帝国ホテル中央玄関、西郷従道邸とそれからやっぱりSLであろう。完全に観光地なんだが、あまり観光地らしくなくてSLをまじめに動かしている駅員さんに好感が持てた。西郷従道邸はその昔、国鉄スワローズの宿舎で金田正一（金やん）も住んでたらしい。明治時代の自転車や聖ザビエル天主堂など見たいものもたくさんあったが、5時で閉まると思っていたのに4時で閉まってしまい、結局は2時間と少しぐらいしか見学できずに後悔が多く残った。今度来る時は朝から来よう。村内は広いのでSL、市電、バスを有効に使うようにしましょう。明治村を4時に出ると一路、名鉄犬山ホテルに。温泉をゆっくり楽しみ、早々に寝てしまう。

乃木将軍のお友達に明治天皇が挙がっているのだが違うと思う

　日曜日。朝風呂、朝食をゆっくり楽しんで、ホテルに荷物を置いて犬山城と有楽苑に向かう。犬山は一日早い成人式であるらしく、ホストやホステスみたいな人がホテルをうろうろしてて浮かれた雰囲気になっている。犬山城でも大騒ぎしながら見学していた若者たちがおり、ホストとホステスの研修かと思ったが彼らも成人であるらしい。犬山の将来もあんまり明るくねえな。犬山城は日本で唯一の個人所有の城（笑福亭小松を除く。まだ住んでいるのか？）として有名であったが平成16年よりは財団法人が所有しているらしい。いつも思うことだが犬山城の成瀬家と成瀬巳喜男は関係あるんだろうか？それから成瀬巳喜男とピラニア軍団の成瀬正孝（正）は関係あるんだろうか？神社に付き物なのか、鳩がうろうろしていたがニワトリもうろうろしていた。やっぱりコーチンなんだろうか。

普通にニワトリがいました。鳩みたいにパン食ってました。

ディズニーからちゃんと許可もらってるんでしょうか？

　昼からは日本モンキーパークに向かう。モノレールで数分。遊園地と猿の動物園が一緒になったテーマパークで家族連れがほとんどであった。友人に大変、猿が好きな人がいてリクエストされたので行ってみた。とにかくここが６００頭近くも猿がいる大変なところで見渡す限り、猿、さる、サル、エテ公、モンキー。。言い方変えてもしゃあないのですがサルばっかりでございました。（当たり前）本当にいろんなサルがいたのだが、たき火にあたるサル達が面白かった。隙あらば、メスの後ろに回って腰を振りまくるサル、客にえさを要求するサル、客が棄てたと思われるプラスチックのおもちゃを大切に抱えるサル、そしてそれを奪おうとするサル、飼育員の服を引っ張る子供のサル、氷で遊ぶサル。。とサルの暮らしも実に色々。見るものが多く、最後はばててしまったが2時間ばかりサルを見ていた。

猿山

　犬山から名鉄で一路、名古屋に。名古屋見物をしてもよかったのだが、誰言うことなく、新幹線で帰ることに。名古屋駅で「自衛隊に悪さされた！」と叫んでいる、ユニークなおじさんを見る。二泊はしんどくて、一泊は少し物足りない。何にしても旅行はやっぱ冬にやるべきでないと思った。犬山は近くて便利で観光資源も豊富であった。また行きたい。