ハリー・ポッターと炎のゴブレット 

ハリー・ポッターと炎のゴブレット 12/5 TOHOシネマズ高槻スクリーン8
★★★★★
ハリーポッターシリーズも遂に四作目。ぼちぼちマンネリ化してくるときだが、今までの三作を超える出来栄えになっていた。素晴らしい。

 前作の欠点は映画の役柄とキャストの実年齢が全くあっておらず、相変わらず小学生みたいないたずらで遊んでいてしらけてしまった。本作ではプロムに連れて行く女性選びに大騒ぎするドタバタが描かれており、ハリーもしっかり失恋しとる。ロンのバカ兄貴のコメディリリーフぶりも見事で学園ドラマがきっちり描かれているのに好感を持った。

 そして怒涛のように後半は物語の雰囲気がガラリと変わる。「仁義なき戦い」で言うと本作は抗争までを描いた「仁義なき戦い 代理戦争」にあたる作品でいよいよ次回作から「頂上作戦」になることを予感させて映画は終わる。敵がしっかり姿を現し、グレーゾーンの幕も消えた。いよいよシリーズも佳境に入った。次回作が今から楽しみである。

 なお毎度のことながら、先生役に豪華キャストを引っ張ってくるのだが「闇の魔術の防衛術」の教授としてブレンダン・グリーソンが登場。校長役のマイケル・ガンボンにしてもスネイプ先生役のアラン・リックマンと言い、ホグワーツの教授陣には悪役面が多すぎると思う。ブレンダンも癖のある教授役を楽しそうに演じてました。

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