空中庭園(2005年 アスミック・エース)
★空中庭園 11/29 みなみ会館
★★★
→シャブでパクられた豊田利晃の最新作。まずは無事に上映されてよかった、と思う。配給会社は何もそんなにへこへこしなくてもいいし、キャスト、スタッフに克明なインタビューを行った1000円もするパンフを作っておいて監督のインタビューだけ収録しない、というのは少し臆病すぎねえか。映画自体は確かに面白かったが吃驚するほどという出来栄えではない。「家族ゲーム」かと思ったら実は「愛を乞う人」だったのには驚いたが。確かに小泉今日子の演技はよかったと思うが世間の人は小泉今日子や薬師丸ひろ子に少し甘すぎると思うぞ。それより本格的に俳優としての活躍が目立ってきた、恐ろしくだらしない「チョロ」こと板尾創路と板尾のチンチンをぐいぐい蹴りまくるソニンがよい。板尾のもう肩の力が抜けきった、だらしない男ぶりは地かと思うほどのハマリ具合であった。ソニンももう立派な女優だな。瑛太が鈴木杏を犯すシーンの不可思議な感じもいいアクセントになっていた。大楠道代の酸いも甘いもかみ分けた、ふてぶてしい婆さんぶりもたのもしく、やっぱこの人はすごいと改めて感じたわい。
- 作者: 角田光代
- 出版社/メーカー: 文藝春秋
- 発売日: 2005/07/08
- メディア: 文庫
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