フリーパスゲット！ - ほぼ日本映画専門サイト「キネマの星座」

先週はどうもついてなかった。コンタクトが目の中で割れるという、なんだかよくわからないことからはじまって仕事も面倒ごとばかりで全然進まんかった。こりゃかなわんと金曜日の昼間から休みを頂いたのだが、午前中にゴタゴタがあってのっけからつまづいた。映画でも見るか、映画館に行くと酔っぱらいが暴れておる。警察を呼べばいいのに、映画館のスタッフも知らん顔。本当に日本は「酔っぱらい天国」だわ。酒飲みは肝臓腐って氏ね。映画が始まって大きな声で叫ぶし、迷惑極まりない。よく若いもんのマナーについて言われるけど年寄りのマナーもひどい。映画見ている最中に喋る（少しぐらいなら許すが明らかに世間話の時も多い）、いびきかいて寝る、歩き回る（で、コケる）、屁をこく、何度もトイレに行く（足音がかなりうるさい）。。。で、酔っぱらいだ。平日の昼間はこうした老人の天国である。~~やっぱ平日の昼間から映画見ている連中にロクなもんはおらんのだ。~~夕方になって今日は友人とカラオケの約束をしていたので、目的地に向けて出発。で、携帯見たらメールが入ってて、仕事でダメになった。。さっぱりな日でございました。今週末は特に何の用もないのでゲン直しに映画を見るぞ。11月4日の日記に書いたようにTOHOシネマズのフリーパスとやらがもらえるらしいのでもらってきた。で、映画を見てまいりましたよ。「ティム・バートンのコープスブライド」、「saw2」、「この胸いっぱいの愛を」、「親切なクムジャさん」。。。いずれも名作揃いで久々にたくさんの映画を見て頭がくらくらしました。不意打ちだったのは「この胸いっぱいの愛を」。なんかあんまり評判がよくなくて、ついでに見たという感じだったのですが塩田明彦はやはり偉大です。「黄泉がえり」は登場人物が多すぎて散漫な映画になっていましたが本作では登場人物が絞り込まれてストーリーがしっかりと作られていました。キャストはやや軽量級ですが、これがまたいい演技するのだ。愛川欽也、吉行和子もよかったし、勝地涼の母親役を演じた臼田あさ美、あんまり知らないのだがこの人が大変にいい。彼女と勝地涼のやり取りでボロボロと涙を流してしまった。本当に嬉しい不意打ちだわ。明日からまた仕事か。。厭やな。。あ、「親切なクムジャさん」はパク・チャヌクの映画ファンにはお薦めですが、イ・ヨンエが好きで「オールドボーイ」ってなに？ってな人にはさっぱりな映画だと思います。予習してから見ましょう。