僕の人生の今は何章目ぐらいだろう

nankotu


 暑い夏がやってきて今年もまた一つを取った。数えて見るとなんと27歳である。何かの間違いだろうと大学時代の同年生まれの友人に連絡を取ってみた。先日、誕生日を迎えた。世間一般では27歳になったらしいが何かの間違いだろう。何歳か飛ばしていないか。本当は23歳ぐらいだと思うんだが。数ヶ月前に誕生日を迎えた友人はモーフィアスのような口調で、いやこれは真実だ。俺も27歳になったと聞いたときには何かの間違いだと思ったが確かに先日まで26歳だったのだ。残念ながらわれわれは世間一般では27歳ということだ。どうにも信じられない私はその後、米軍の陰謀で27歳にされているのではないかと唱えたが、陰謀でも何でも27歳には違いない、ところでおまはん、何の用なんや?と返されてしまった。是非もなし。

 先代雷門助六師匠。助六師匠は84歳まで生きた長生きな人であったがマクラで「私はもう年を取りたくないン。でも町内の若い衆(わかいし)がよってたかって私を爺さんにしちゃうン」なんか言ってた。確かに裏に住むジャガイモみたいな坊主がもう大学を卒業する時代である。こいつらが大きくなると上も大きくならなきゃなんない。どうにもしょうがねえもんである。落語ネタでもう一つ書くと「かぼちゃ屋」で「二十歳だ、二十歳だって誰が二十歳にしてくれって頼んだよ。俺は生涯、七つでよかったんだ」と理不尽に与太がキレるんだが、思わず「うむ」とうなづいてしまった。俺も七つでよかったよ。

 年齢でやたらに急かされる。22歳の時だ。卒業だ、就職だってんで嫌々に就職活動やって一つ決まったんで「ありがてえっ」って就職活動辞めちゃった。いざ会社に入ると東京に連れて行かれて、好きでもないコンピュータの勉強。一年も経たずに自己都合につき、退職。次が決まったんでよかったけど危うく、人生を棒に振るところだった。年齢に急かされてやるなんてロクナコトジャナイ。まあ自分から動くのもしんどいことですけど。27歳という年齢もまたまたいろんなことが急かされる年ですが、同じ徹は踏まない所存。って何か進んでるのか?という感じですが進んでるような進んでないような。。

 ってなことを考えながら、今日の写真のなんこつ揚げライス*1を食べていた誕生日。今年も引きこもり継続中だ。

THE BEST PENNY LANE

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*1:最強伝説黒沢1巻参照

最強伝説黒沢 1 (ビッグコミックス)

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