一応、日本映画専門サイトとか書いてるのでそれらしいことも描いておく+雑記

昨日はお休み。なんか映画でも見ようかなと思って情報誌を開けるもめぼしい映画は見てしまい、タダでも見たくない映画ばっかり。だって「電車男」とか「交渉人・真下正義」も見たいと思わんしな。。日本映画が興行成績の1位、2位を占める、しかもアニメじゃない!ってのはこりゃすごいことで嬉しい気もするんだけど、両方ともやっぱり東宝配給の作品なんだってのがやっぱりって感じがします。

これが長く続けばいいんですがねえ。

 今年から日本映画のつまらないというイメージを払拭しようと花火がどんどん打ち上げられてるわけです。フジテレビの亀山千広が玉屋で角川映画角川歴彦で鍵屋で打ち上げ職人は怪獣映画の監督ばかりで「ローレライ」とか「戦国自衛隊1549」とか「交渉人・真下正義」とか「電車男」と打ち上げてるわけです。「電車男」ってのははっきり言ってストーリーは出来すぎで陳腐で私は嫌いなんですが、このタイミングでの映画化はやはり絶妙です。半年遅かったら「ショムニ」や「GTO」の二の舞だったでしょう。今年の年末にはみんな忘れてんだから。「戦国自衛隊1549」。私も日曜日に見に行きましたが観客の大半は中学生の坊主。映画館にあまり来ないゲームばっかしてる奴らを映画館まで引っ張ってくるのはえらいと思うた。質はともかく、まあそれは褒めてもええでしょ。

 ただ問題はそれからの戦略だわね。はっきり言うと今のやり方は飽きられるのも早いと思う。根強い日本映画ファンを作れるか、と言うと疑問。「案外、面白いじゃん」から「今回はもう一つだったけど、また見てもいいか」と思わせるまでに持っていけるか?韓国映画は最低ラインのところで「面白いところもあった」と言わせるだけのクオリティを保っているから見に行こうかなと思うのだ。ただ日本映画にそこまでのレベルが保てるか。。今の勝ちもリスクヘッジしまくりで全然博打じゃねえのね。東宝のいつもの手ですやん。予定調和って感じで。私は波に乗り切れん。

 で何を見たかと言うとみなみ会館川島雄三の「人も歩けば」を見て京都シネマイ・ビョンホンの「誰が俺を狂わせるか」を見てきた。「人も歩けば」はひねりまくったクスグリを豊富に盛り込んで展開が読めない、ハイテンポなジェットコースタームービーになっている。いいなあ、フランキー堺。ビョン様の方は映画の内容よりも本当に韓国映画は客がおばはんばかりであることを思い知らされたことが印象に残ってます。本当におばはんだらけ。男子禁制かと思うたよ。。。。川島雄三はともかくわざわざ休むまでも無い日だったな。。この日。