ビハインド・ザ・サン

ビハインド・ザ・サン 2/14 京都シネマ
★★★★
→かなり硬派な映画である。というかこれは一種のヤクザ映画、任侠映画だろう。監督は「ダークウォーター」「モーターサイクル・ダイアリーズ」のウォルター・サレス。おっと忘れてたこの監督は「セントラル・ステーション」も撮っている。代書屋の婆さんが小さな坊やのお父さんを訪ねて旅をする映画。まだ映画見始めた時期で大変印象に残っている映画である。本作も「報復」という宿命の前で呆然とする若者を描いているが最後まで気が抜けない。手にじっとりと汗をかいてラストまで見守り、思わず深いため息が一つ。そしてホロっとくる。スクリーンで見るのに最適な映画。ご馳走であった。主演のロドリゴ・サントロは肩の力が抜けた感じで普通の若者を等身大で演じており、好感が持てた。

ビハインド・ザ・サン [DVD]

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