インファナル・アフェア 無間序曲

インファナル・アフェア 無間序曲 10/5 MOVIX京都シアター5
★★★★★
インファナル・アフェアも大変面白かったですが、この映画はそれ以上に面白かった。ヤクザのサムとウォン警部が中心に前作のプロローグと語られていくそのストーリーは前作よりも彩り深く、キャストを配置して最大限に生かしきっている。前作を見ている間に出てきた疑問の幾つかが解消され、次作で明かされる(はず)の疑問を出しながら、映画は見事なテンポで進行している。一介のチンピラだったサムの変身ぶりがまぶしく、配下を次々に粛清していくハウの存在感が映画に重みを出している。アンディ・ラウトニー・レオンが出演していない分、脚本でしっかり見せてくれるなんざあ、香港映画界もなかなかやるじゃないの。監督は撮影出身のアンドリュー・ラウ(撮影、プロデューサー兼務)と新人のアラン・マックアラン・マックは脚本も書いている。この人は注目です。次回作はゴールデンウィーク公開(香港ではDVDも出てるらしいが)でそれまでは死ねませんな!期待を裏切らんようにたのんます!