ポール牧、自決
http://www.sanspo.com/sokuho/0422sokuho004.html
私にとってのポール牧ってのはやはり指パッチンで中学生の時だか、本気で指を鳴らす練習をしたことがあったがどうにもならなかった。コツがあるのか、手の皮が厚いと無理なんだろうか。面の皮は相当に厚いんやけど、と深刻な顔でこぼすと「なんで、そんなに悩むんや」と友人は呆れ顔であった。が、当時の私にとっては指パッチンできないことは大変に悲しいことであった。数年前にホステスの下半身を触ったとかなんとか言うニュースを聞いたのが最後であった。別にキャラかぶりしてるわけではないが、織田無道と混合してて逮捕されたとか思ってたぐらいだ。坊さんだったが昨年には還俗してたらしい。（何の意味があるか知らないが）奥さんに逃げられて、親族も失って寂しい晩年であったと言う。
俳優としては「TATTOO〈刺青〉あり」や松田優作の監督作品「ア・ホーマンス」の出演が有名だが、深作欣二のインディーズ作品だった「軍旗はためく下に」にも出演している。「ラッキーセブン」をやってた頃で相方の関武志と共に出演。漫才師役で横井庄一さんのコントを舞台で演じています。はっきり言ってほとんど印象に残ってません。兵隊であった関武志の相方というだけの役なんで当然かもしれませんが。エノケン、植木等、堺正章を例に挙げるまでもない。年齢を重ねた喜劇人は俳優として実に味のある、いい演技を披露してくれる。そのようなポール牧の姿も見てみたかった。合掌
