俺は基本的に郵政民営化なるものには反対であるが

アメリカでは党議拘束なるものが屁みたいなもんで、共和党でも自分の金主が気に入らん法案だったら平気で反対に回るとか。意見がきっちりと二種類に分かれることなんてまずなくて、二大政党制に移行するということは同じ志を持った、と言ってもある程度の自由を認めるということなんであろう。でもそんなことじゃ、士気もあがらんし、何のために政党やってるかわからん。打算だけで政治なんかできないのだ。だからみんなで大きな法案を通して党としての一体感を出そうとする。そしてそこに駆け引きが生まれるのだ。この案に賛成してくれたら、政策の中枢に入ってもらうとか、そちらの通したい法案を無理してでも俺が説得して通そうじゃないか、云々。小泉純一郎ってな人は「案に賛成しろ」としか言わない。その後が続かんのだ。「タラレバ」がない。まあアメリカ様の意向もあるし、時流が彼の言うとおりに動いてたし、民草にも人気あったので我慢してたが、人はあんまりコケにされると損得抜きで歯向かってみたくなるのである。綿貫民輔タンにしても亀井静香チャンにしても小泉に逆らってあんまりいいことないことはわかっていただろう。だからこそ今までブスリとしながらも従ってきたのである。が、遂にキレた。「今回だけは賛成でけん」「そういわないで」「おまえ、俺のこと絶対にナメてるだろ」「・・私の言うこと聞かないと衆議院を解散しますよ」「やれるもんならやってみろ!!」あとは意地の張り合いである。しかし、総理大臣というものはたいしたもんである。一人のわがままで国をひっくり返せるのだから。9月11日に選挙で自民党にテロを起こせるか。私の予想では低投票率で地味に民主微増、自民微減と言ったところであろう。市井の人々にとってはそんなことはどうでもいいことで、選挙の特番のせいで本日放映予定だった「続・男はつらいよ」が延期されたことの方がむかつくNHKとBSで同じ内容流す必要あんのか?ちったあ、考えろよ、ヴォケが!

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